ブラジル〆 | せりけんのブログ

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最後のブラジルネタ

墓場見学





血の涙を流すキリスト像は現地人曰く田舎の奴等が人寄せの為に嘘をついてるとのことですが私は信じてます

ぶつくさ言ってたらじゃあ墓場行くか?と連れてきてもらいました



向こうに現世が見える何とも言えない光景でした



写真の豪華な墓場は相当昔の金持ちの墓場で個性ある家のレベルがわかるものでした

貧乏人は墓場を囲む塀に埋め込まれた小さな共同墓地風で金持ちを貧乏人が取り囲み護っている感じでしたが、金持ちも墓を継ぐ子孫が居ないのか朽ち果てているものもあり、それが豪華なほど寂しさを引き立たせる材料となり日本の過疎地や少子化なのかとも思えましたが真相はわからない



色つきの墓場は最近の物らしく、美術館さながらの様相でしたが、ブラジルは火葬でなく土葬で新しいお墓はハエだらけ

土葬なので火葬場はもちろんなく、墓場入り口にある霊安場を通り抜けると空気が変わりました

霊安室にも亡くなった方を囲む遺族の姿があり、その横の建物は食堂で普通に通りすがりの現世人が食事をしてるという日常がありました

この中でまさに土に還っている最中なんだと時間を忘れて佇んでしまい同行者も困惑してたでしょう



生きるとは、死んだらどうなるのかを考えてるうちは生かされているのかなとも思えました





最近のブラジルはワールドカップやオリンピック効果もあり物価も高騰し生活も豊かになっている反面、貧乏で教育を受けられずに職につけない人や移民、難民の貧困層の苦悩は街を歩いていると安易に目に飛び込んでくる




日本も文明開化前の戦国時代の話になるだろうけど今も昔も格差はあるわけで、流石に餓死した生き物が路上に転がってる何てはないにしても精神の伝承が崩壊した国の未来はどうなるのだろうとも思いました

生きてるとは苦楽があるから良いんだろうね

幸せを求めて動くのが人間なんだろうね