GW真っ只中ですが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は通常運行で過ごしております。

昨日の深夜は筋トレで

ボッチ筋トレしているお兄ちゃんたちに

(基本筋トレはボッチである 笑)

混じりながらヒーヒー言いながら

トレーニングしておりました。

 

 

さて、本日の記事はメンターについて。

今はSNSでの発信が多くなり、

切り取りの私生活を載せることで、

いかようにでも自分を作り上げて、

魅せることができる時代になりました。

 

 

多くの人もおっしゃっているように

メンターを持つようにと勧めています。

特に私はメンターを持つように、

とはあまり思わないタイプです。

 

 

しかし、メンターがいたほうが

成長しやすい場合もありますので、

メンターを作ってはダメだ、

という意味でもありません。

 

 

もしメンターを作るとしたら、

選んではいけない人と

選ぶならこういう人、

という記事を書いてみました。

コーチングの倫理をベースに。

 

 

私にとってのメンターは、

マイケルであり、友人たちであり、

そして、メンバーたちそれぞれの

良き特質一つ一つを適用したいと

常日頃思うので、色んな人が

その時々でメンターとも言えます。

 

 

心のメンターを作りその人を真似たり、

その人のあり方を真似たりすることで

成長したり変わることがあるからです。

 

 

ま、実際それをメンターと

呼ぶのではなくてロールモデル、

といいますが。

 

 

メンターとは何でしょうか?

それは、そのままの意味では

人生の指導者、助言者です。

 

 

過去には、たった一人の師匠、

と言えるかどうかわわかりませんが、

武道を学んでいたときには、

彼は私のメンター的な立場でした。

 

 

優しくて厳しくて、

そして、弱き者には情けをかけ…

私はそんな師匠の姿や、

弟子たちに武道を教えているときの

厳しい顔が大好きでした。

 

 

さて、メンターについてです。

よーく考えてくださいね。

メンターとは、あなたの

生き方を指導するのですよ?

あなたに助言するのですよ?

 

 

コーチングの基本的な前提は

・主体的に生きること

・答えはあなたの中にある

 

 

というものですから、

基本、メンター制度とは

真逆を行っていると言えるかも

しれません。

 

 

いつも助言をもらい、

指導してもらい、導いてもらい

自分で考えることをせず、

答えをもらったときに

生じることは、依存です。

 

 

依存は、後に苦しみを与えます。

依存は、自主性、主体性を奪います。

そして、思考停止になるのです。

 

 

さらに、依存されて、

双方がそれを心地よく思っていると、

共依存になり、人としての成長は

お互い止まってしまいます。

 

 

心のメンターくらいに

とどめておいて、誰かに

すべて従う、ということは

危険な行為になります。

 

 

自分で考えることをやめ、

答えをそのままもらうことを

期待してしまい、鵜呑みにする

習慣ができてしまう、

それが1番恐ろしいのです。

 

 

ですから選んではいけない

メンターは、

 

 

・従わせようとする

・いつも助言をする

・いつも考えを正す

・崇めさせようとする

・法外な値段

・やたら高慢である

・相手を否定する

・何かと目立ちたい

・虚偽を伝える(良い人ぶってる)

・関わる人に負けたくない

・自分を超える人を近くに置かない

 

 

もし、あなたのメンターが

そのような特質を持っていたとしたら

それはメンターではなく支配者です。

 

 

神でもしないことを

たかだか人間が、人間に対して

行おうとする報いは

後々そのメンターさんやらに

降りかかることでしょう。

 

 

それでも、世の中には素晴らしい

メンターも存在しています。

もし選ぶなら、あなたの良き資質を

引き出せる人。そして有言実行の人。

 

 

・相手に考えさせる

・答えを与えない

・相手がする失敗も学びと見ている

・コントロールしない

・否定・ジャッジしない

・上下関係を作らない人(対等)

・関わる人の成長を喜ぶ

・相手の価値観を尊重する

・与える精神に満ちている

 

 

 

あなたのメンターは、

あなたの良い資質を

引き出せる人です。

多くを語らず、真髄を付く

鋭い質問一つ投げかけるような

そんな人です。

 

 

そして、あなたの奥底に眠る

資質と同じものを感じる人。

結局あなたが惹かれる人は、

あなたの中にあるから

惹かれるのです。

 

 

そして私が、当クライアントや

カオラボのメンバー、セミナー受講者

そして読者さんたちとの関わる際の

コアな考え方はこちらです。

 

 

「私の前を歩くな 

 私が従うとは限らない

 私の後を歩くな 

 私が導くとは限らない

 私と共に歩け 

 私たちはひとつなのだから」
 (ソーク族の格言)

 

 

 

「みだりに人の師となるべからず

 みだりに人を師とするべからず」

 (吉田松陰)

 


「権威者を作るな」

(フレデリック・パールズ
 ゲシュタルト療法

 9原則の中の7原則目)


私は私のために生きる
あなたはあなたのために生きる
 

私は何もあなたの期待に応えるために
この世に生きているわけじゃない
そして、あなたも私の期待に応えるために
この世にいるわけじゃない

私は私、あなたはあなた

でも、偶然が私たちを出会わせるなら
それは素敵なことだ
たとえ出会えなくても、
それもまた同じように素晴らしいことだ
(ゲシュタルトの祈り〜)

 

 

パールズは日本に2ヶ月ほど滞在し、

仏教を学んだようです。

お釈迦さまが亡くなる前の最後の

教えが、「自灯明・法灯明」というもので、

意味は、簡単にいうと、指導者を

神格化せずに、仏の教えに従い、

自分の力で考えましょうね

という意味だそうです。

 

 

広く仏教の教えを広めてきましたが、

本当はお釈迦さまは教祖として

祭り上げられることを望んでおらず、

教えだけを伝えたかったそうです。

 

 

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子供は親の言うことを

聞きませんでして、

親のやることを真似、そして

その親の価値観がいつの間にか

刷り込まれてしまうことがあります。

 

 

ですから、子供は生まれた時は

必然的に、親がメンター的な

存在になってしまいます。

 

 

子供にどういう

生き方をしてほしいか?

ということを教えるのではなく、

自分でそれを行うことで

教えることができます。

 

 

 

本日の質問 

 

あなたのメンター、または

ロールモデルの際立っている特質、

特に惹かれる点は何ですか?

(それはあなたの中にもあります)

 

 

立ち止まって考えてみることと、

そして、今日読まれた方の中には、

ご自身がメンター的な立場の方も

いらっしゃることでしょうから、

参考にしてみてくださいませ。