血液検査の結果は、予想通りでした。
つまり、MCMを疑うだけの乳酸値とビルビン酸の値ではないということ。
「様子を見ましょう」
って言われてもねぇ。
いまの状態は微熱があってふらついているけど、日常生活はなんとかできる、でも楽じゃない、
って感じ。
実際には熱なんかないですが、ふだんより調子が悪い感じが伝わったでしょうか。
急激に悪くなって、そのあとはわりに落ち着いているんだけど、
え!あとこれでずっとやれっていうの!ちょっと冗談じゃないわ、
と久々に強い感情を持てたのはヨカッタ。
息子がiPadを破壊しても怒髪天を衝く、みたいなふだんの怒りパワーは全然でてこなくて、
ああ、とうとう感情も平坦になってしまった、とがっかりしていたくらいだったので、
きょうの診断結果に腹が立ったのはいい傾向かも。
もしこれが、
「MCMじゃなくて、更年期障害の疑いがあります。婦人科を受診してください」
とか、
「精神的なストレスからくるものでしょう。精神科を受診してください」
と言われるならまだいいんです。行きますよ、婦人科だって精神科だってなんだって。
でも、私が、
じゃあ、これはMCM以外になんの病気の可能性があるんでしょうか?
と聞いたら、納得のいく答えはもらえなかったので…。
血液検査の結果は、と言われても私は親戚中に眼瞼下垂が異様に多いのを
見て育ってますからねー。難病だけあって、たぶん、ドクターも臨床経験はなかったんじゃないでしょうか。
筋肉の一部を切って細胞を検査するのと、血液を採取して遺伝子検査を
するのはここではできないから、大きい病院に行くしかないですね、
ですって。
さらに、
ドクター曰く、しかし大きな病院でMCMと診断されても治療法がないのは同じでしょ。
あー、わかっちゃないね。
なんの病気か分からないでもやもやして、だんだん体が弱って死ぬより、
はっきりMCMと分かっていれば難病指定を受けている病気だから、
安心して医療も福祉も受けられるのよ。
私がそれだけは言わんとな、とはっきり言ったら、
大きい病院を紹介してもらうことになりました。
っておいおい、ここは大きい病院じゃなかったのかい。がっかりだよ…。
いろんな意味でがっかりして、ブログを更新する気にも途中で中断したバックアップの続きをやる気にもならなかったのですが、
まあこんな感じ。
治らない病気だったら、病名を知っても無駄だろうって意味わからん。
治っても治らなくても、自分のいまの状況に名前をつけたいんじゃ。
いろいろ、あれっ、このひと医者だよね?と思っちゃうような発言もありましたが、
たぶん、若いドクターは自分の権威が傷つけられたと思って、なにか言いたかっただけなんでしょう。
じつは弟もこの段階で挫折した組。
幸い弟はいま工場で働いているくらいなので体力方面の問題はないそうです。
でも私は自分で運転していて酔うというのがいちばん不安で、はっきりさせたいんです。
はー。
なんか、勇気をだして受診したのに、まだ先があったとは。
でもこれと同じようなことはいままでに何回もあった気がするなあ。
勇気を出せば、飛び込めば、それで解決するってのは甘いだろ。
それじゃあ、マンガじゃ。
現実はつらいことばっかりじゃないけど、
うんざりすることのくりかえしではある。
よかったです、ってコメントだけはしないでね。
なにも解決してないんですから。
少しは期待していたんですけどね、
血液検査の結果、MCMではないと思います、と言われた瞬間、
シビレも脱力感もなくなって、パーーーッと霧が晴れたようにもとの自分に戻ることを。
これらの症状はなにかの思い込みとか精神的なものだという可能性も考えてみていたんだけど。
全然変わりませんわ。
ふーー。