カプチーノ。 18 | 沼から出られない

沼から出られない

元トンペン、現在アニメ沼。ハイキュー!!、 東リベ、呪術廻戦。新規開拓中。
旦那22年秋に認知症診断
本人希望ありオス柴りゅーをお迎えし、凶暴化により訓練出すもあまり変わらず(金返せ)
旦那23年春に胃がんステージⅣ診断、抗がん剤中断、緩和へ移行。24年4.22永眠

「大丈夫か?」
結局あのまま中庭で休んでた。キュヒョンが差し出したジュースを飲み干して。
「なんで髪・・・」
「頭冷やしてんだ」
「はぁ?」
呆れた声を出すキュヒョン。
「イカレてるだろ。笑いたきゃ笑えよ」

拗ねる俺に、キュヒョンは笑い転げた後。
ヒーヒー言いながら俺の肩を抱く。
「べっつにいんじゃね? そんなのどうだって」
「笑ってんじゃねーかよ」
「そりゃ笑うよ。笑いたきゃ笑えって言ったのお前だろ?」
まあまあ、と言いながら俺の背中を軽く叩く。
「俺も見たいなあ、その子」
「なんでだよ」
「お前が惚れるくらいじゃそれなりに可愛いんだろ?」
可愛い・・・ってか、ユノを、思い出す。
笑顔のユノを思い出すなり赤面する俺を見てまた笑う。
「かっ・・・可愛いも何も、野郎が可愛いわけないだろ」

じっと見つめられて言葉に詰まる。こいつに嘘はつけない。
「かっ・・・可愛いって言うか・・・なんか・・・エロい・・・」
「は?」
だんだん声が小さくなっていく俺に、キュヒョンが聞き返す。
「エロいんだよ・・・、存在自体がさ」

 

 

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