こんばんは。

ソウルトラベルナビゲーターの鈴木政治です。

前回の記事では、呼吸について少しお話させていただいたので、
今回は呼吸と思考の関係についてお話してみたいと思いますにゃー


自己の成長に興味を持ったり、自己の内面を探究するようになると、
その過程で、自分の思考に意識を向けたり、自分の思考を観察する、
というプロセスが生まれてきます。

思考というのは、普段あまり意識することはなく、
「今、自分は何を考えてるのか?」
と自問自答したり、思考を意識的に建設的な方向に持っていく
ということは、あまりなじみがない方も多いかと思います。

自分も思考を観察するようになって段々と気付いてきたのですが、
思考というのは、何か自分の外から刺激を受けたり
(何かを見たり聞いたり触ったり・・)すると、
そこから勝手に関連した思考が止めどなく沸き起こった来たり、
過去の記憶をもとに、グルグルと思考が廻ったり、
同じことをずーーーっと考えてたりと、
思考を放っておくと、絶えず何かしらのことを考えていることが多いです。


その思考が建設的なものであったり、
自分の成長や喜びや平安に結びつくものであれば良いのですが、
意識的に思考を働かせている場合を除くと、ほとんどの場合が
どーーーーーーーーーーーでもいいことを、つらつらと考えていたりしています。


ましてや、心理的に何か問題を抱えていたりすると
(自分の場合は、自分に自信がないことからくる自己無価値観や自分に対する卑下の思いなど)、
それに関わるような出来事が勃発すると、
もう延々と自分はダメだだの、価値が無いだの、他人と比較して凹んでみたりと、
もう人間失格の判定が出るまでずーーーっと自分に害を及ぼす思考を巡らせていたりします。


人が一日に巡らす思考は、10万回ともいわれていて
(諸説があるのでこれが正確な数字というわけではないのですが、
少なくとも数万回は思考していると思われます)、
このすべてが意識的に建設的なことを考えているというわけではないので、
この状態はかなりの時間とエネルギーのロスを生み出しています。


身体を動かすにはエネルギーが必要なように、
思考を働かすためにもエネルギーが必要なので、
無駄な思考に費やしてるエネルギーを数値化できたとしたら、
たぶんみんなすぐに無駄な思考をやめるんじゃないかと思います。

夜に何時間もの睡眠が必要なのは、身体を休めるためもそうですが、
グルグル回ってこんがらがってしまっている思考の束を整理するために
(パソコンの動作の最適化?のような感じでしょうか)、
これだけ多くの睡眠を必要としている、
というようなお話を、以前ある聖者の元で長年修行をされている
瞑想の達人の方に聞いたことがあります。


このグルグル思考を止めるには色々な方法があると思うのですが
(瞑想や運動、猫と遊ぶ等々)、一番身近にできて、
しかも何時でもどこでもできることは、
呼吸に意識を向けるということです。


試しに、ちょっと呼吸に意識を向けてみてください。


身体に出たり入ったりしてくる空気の流れや、
それに伴って動く肺やお腹、鼻の中を通り抜ける空気の感覚など・・・

こうして呼吸に意識を向けている時は、あれほどやかましかった思考がものの見事に
ピタッと止まるのを、感じることができると思います。


中々答えが出ないときや、思考に囚われてしまっている時、
一度考えをリセットしたいときには、まず呼吸に意識を向けてみる、
ということを行うことで、それまで囚われていた思考から自由になれます。


そこから、また新たに考え直すのもよし、そのまま感覚に意識を向け続けることで、
「今」という貴重な瞬間にとどまり続けるもよし、そこからはあなたの自由です。



思考から自由になることで垣間見れる世界を探究してみると、
また新たな世界が開けてきますよーー目



あなたも、自己の内面の探求への旅を始めてみませんか?

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