間違いだらけのマザーボード選び
その1
PCIExpressX16 3スロットの落とし穴!!
こんにちは、Dr.クリスです。
一時はあまり、話題にのぼらなかった、SLIやクロスファイアー。
これは、グラフィックカードを複数枚差すことにより、グラフィック
性能を、2倍3倍にして使用する技術です。
しかし、Z68、X79のプラットフォームの登場にも伴い、SLI、クロ
スファイアーに関する情報が、あちこちで聞かれる様になりました。
最近のマザーボードの上位機種は、PCIExpressx16のスロット
を2スロット、3スロット、中には7スロットも搭載しているものも
あります。同時にPCIスロットは衰退」し、X79プラットフォームの
マザーボードには、PCIスロットが全くないものもあります。
nVidia系グラフィックボードの最高峰のGeForceGTX580という
のがあります。ご存じの方も多いかと思いますが、これよりも、
GeForceGTX560を2枚差しにして、SLI設定にした方がベンチ
の値は高く出ます。価格は560が2枚の方が、おそらく安いの
ではないでしょうか。
こういった流れで出てきたのが、3Way-SLI。。
グラボを3枚積んで、SLI設定することで、3倍のパフォーマンス
を得ようとするものです。こういう設定で使われる方は前述の
GeForceGTX580の様なパフォーマンスの高いものを、一層、
高いパフォーマンスを出す為に使われることが多い様です。
そこで、3Way-SLIのマシンを組んでみました。
マザーボードは、ASUSの”P8Z68 DELUXE/GEN3”。。
ホームページでスペックを確認すると、
”Supports NVIDIA® Quad-GPU SLI™ Technology”
と書いてあります。Quad(4つ)でいけるなら3つもokでしょう。
P8Z68_DELUXEGEN3 のスペック
CPUは売れ筋No1の Core i7 2600K
グラフィックボードは、ELSAの GLADIAC GTX 580 1.5GB!!
これを3本、積んでみましょう。
ケースはゲーマーに人気のPhantom
これはGeforce580での出荷実績もあります。
スペックをしっかり確認した上で組んでみました。
マザーボードにCPUとメモリを乗せて、ケースに取り付けました。
その後、グラフィックを1枚、2枚乗せてネジで止めました。
そして、3枚目を取り付けようとしたのですが。。。
取りつきません。。。
Z68系マザーで、PCIExpressX16スロットを3スロット備えて
るものの多くは、3本目のスロットは、一番下に配置されて
います。しかし、現行のグラフィックボードの多くは2スロット
占有で、一番下に配置しようとすると、物理的に付かないか、
2スロット目の端子を出す場所がなくなってしまいます。
では、どうすればよいのですか??
長くなりましたので、ここからは次回にしましょう。
まあ、VSPECでは、組立キット「覇王」シリーズを始め、全ライ
ンアップ、100%相性保証なので、今回の様な相性が出ても
きちんとフォローいたします。
組立キット「覇王」シリーズ
今日のお話はいかがでしたか?
では、続きをお楽しみに。。