【好事家w.w.からの挑戦状 1-1】 このペンネームは誰?(作詞家、問題編) | 歌謡曲(J-POP)のススメ

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音楽といっても数々あれど、歌謡曲ほど誰もが楽しめるジャンルは恐らく他にありません。このブログでは主に、歌謡曲最盛期と言われる70~80年代の作品紹介を通じて、その楽しさ・素晴らしさを少しでも伝えられればと思っています。リアルタイムで知らない若い世代の方もぜひ!

 私がブログを開設して1年と3ヶ月が経過・・・読者の皆さんのお蔭で、何とかここまで続いております。本当に感謝感謝なのですm(_ _ )m。んで、これまでは曲のレビュー(雑談・余談の方が多いという説がもっぱらか)と、独偏ベストテンの2本立ての構成でやってきたワケですが、今回はいつもとはちょっと趣向を変えた記事(つまり新企画ってことだ)にしてみたいと思います

 題して、「好事家w.w.からの挑戦状」であります
。・・・なぬ 数年前にNHKで放送されていた「探偵Xからの挑戦状」のパクリだろうって ・・・タイトルは確かにその通りですが(←あっさり認めちゃったよ、おい)、私のはミステリー仕立てではなく、単純なクイズ形式で、歌謡曲に関するあんな話やこんな話をお伝えできればなぁと考えています

 ところで。ご記憶の方もおられるかも知れませんが、
'80年代のオリコンでは、模擬試験形式の芸能クイズ年1回のペースで行われていました。全国の”好事家”がこれに応募して、成績上位者は豪華賞品が貰えるという企画でした解答するに当たっては、関連本を調べる程度のことはできましたが、当時は今みたいにインターネットもなく、いわゆる”歌謡曲マニア”と”芸能マニア”がそのまま成績上位を占めるという結果に・・・そして、私も実はこれに何度か応募して成績上位者に名前を連ねていたんですね~要するに前科者ってことですな)。

 大学時代に歌謡曲研究会に入ると、今度は
模擬試験形式のクイズを部員同士で出題し合うようになります(←いかにも  変態  モノ好きの集まりでしょ)。そしてそれだけでは飽きたらず、そのクイズを当時我々が発行していたサークル誌にそのまま掲載してしまう、と確かその連載企画は、出題者を毎回変えて10回以上は続いたはずです(よくもまぁそれだけモノ好きがいたもんだ。どの回も重箱の隅をつつくようなマニアックな小問が100~200問も出題されていて、読者の方々はほとんど呆れてたんじゃないでしょうか・・・

 今回の新企画では、上のような反省を踏まえて、マニアックさ加減はほどほどに、できるだけヒントを付けて、歌謡曲のビギナーでもそれなりに楽しんで戴ける出題にしたいと思います。とはいえ、さすがに誰でも知っているレベルの問題は出してませんので、腕に覚えのある方はヒントを見ずにどれだけ解けるか挑戦してみて下さいね~

 第1回目の今回は、歌謡曲の作詞家の変名(ペンネーム)に関する出題です。小問は全部で8つあって、後ろにいけば行くほど難しくなっています(一応、だいたいの目安ってことで)。そうそう、問題には私のブログで過去に取り上げたネタも幾つか入っているので、記事を良く読んで下さっている方は有利かも知れませんよ

 それでは、さっそく問題いってみましょう~




●問題
次に挙げるクレジットは、いずれも歌謡曲の世界では有名な作詞家の変名(ペンネーム)です。それぞれ誰でしょうか。 

(1)多夢星人
主なシングル作品:「青春でそうろう」(堀内孝雄、1990年)、「三都物語」(谷村新司、1992年)

☆ヒント ’70年代の超売れっ子作詞家。フィンガー5、桜田淳子、ピンクレディー、
沢田研二、岩崎宏美・・・といえば、もう一人しかいませんよね!

(2)高井良斉(たかいりょうさい)

主なシングル作品:「ツキ」(猿岩石、1997年)、「落下する太陽」(真矢、1997年)

☆ヒント ’80年代前半に作詞家活動をスタートして、いまだに超売れっ子作詞家です。つい最近、「オリコンシングル売り上げ枚数No.1」の座を(1)の作詞家から奪いましたこのペンネームはダジャレなのですが、実は重要なヒントになってます。

(3)伊達歩
主なシングル作品:「ギンギラギンにさりげなく」(近藤真彦、1981年)、「やめないで、Pure」(Kinki Kids、1999年)

☆ヒント 2人の女優を妻に娶った直木賞作家です。マンガ家の西原理恵子と共同執筆している”ギャンブル”絵日記でも有名な無頼派(?)作家。


(4)Joe Lemon
主なシングル作品:
「恋のシュラシュシュ」(井上望、1981年)、「Sugar Baby Love」(Wink、1988年)

☆ヒント メインは作詞家ですが作曲もする日本人男性。
数字・数式やアルファベットを使った”言葉遊び”的な詞を得意としています。モヒカンヘアで「イカ天」の審査員をやっていたのも印象的でした。

(5)豊兵衛

主なシングル作品:「後ろから前から」(畑中葉子、1980年)

☆ヒント 
メインは作詞家ですが作曲もする日本人男性。作詞家としてのデビュー作「四季の歌」(芹洋子)がいきなり大ヒットしました。「後ろから前から」だけがこのペンネームなのは・・・さすがに恥ずかしかったからでしょうか・・・

(6)麻生麗二

主なシングル作品:「め組のひと」(RATS&STAR、1983年)、「スターダスト・ドリーム」(荻野目洋子、1988年)、「青い制服」(国実百合、1988年)

☆ヒント '80年代に某作曲家とのコンビでヒットシングルを量産した作詞家です。
中森明菜の「少女A」や、チェッカーズの一連のシングルが特に有名ですね。

(7)クロエジュン
主なシングル作品:「めざめ」(石川秀美、1984年)、「おもいっきり I Love You」(山本陽一、1984年)

☆ヒント 「裸足の季節」(
松田聖子)や「アメリカン・フィーリング」(サーカス)などの作曲家として有名な某センセが作詞時に使うペンネームです。ちなみに、名前は「ジュン」ですけど男性ですよ。

(8)亜伊林

主なシングル作品:「FOREVER」(少女隊、1984年)、「ミラクルガール」(永井真理子、1989年)、「あなたの声が聞こえる」(酒井美紀、1994年)

☆ヒント ’80年代の女性アイドルのシングルヒットを数多く手掛けた女性作詞家です。同姓同名のベテラン女優がいますが、名前の方の読み方が異なります。



 ・・・以上で今回の記事はおしまいです。解答の方は、最初、「ネットで検索すればチョチョイのチョイ
なので、皆さん各自調べて下さいね~」ってことにしようと思ったのですが、それじゃさすがに無責任すぎるので、次回は”解答編”をお送りしたい思います

 それでは、またお逢いしましょう~