これまで少し書いた記事には、70~80年代の歌手しか出てきませんでした。だけど実際には、90年代から最近のものまで結構あれこれ聞いていたりするんですよね。
そこで今回も私の「名刺代わり」として、これまたちょっと違った切り口で、「元気が出てくるJ-POP 【女性ソロ・シングル編】」と題して、独断と偏見のベスト10をご紹介したいと思います。参考のために、「(wishy-washy)オススメ度」(←何のことやら分からんという方は、2012/4/4の記事をご覧下さーい)も載せておきますね。
まずは、1~5位のご紹介です。
1.「Summer Rain」(木村由姫)[1998.7.8発売; オススメ度★★★★★]
作詞:麻倉真琴、作曲:浅倉大介、編曲:浅倉大介
浅倉大介の手による超名曲。彼の作品としては珍しく、せわしさを極力抑えて重厚さを全面に出して良い仕上がりとなっているエレクトロニカ。それでいて、メロディアスかつ変化に富んだ構成という彼の持ち味もしっかり堅持。素晴らしい出来に仕上がってます。
2.「太陽・神様・少年」(野田幹子)[1987.3.25発売; オススメ度★★★★★]
作詞:石川あゆ子、作曲:鈴木慶一、編曲:岡田徹
カメラ(ミノルタ)のCMソング。頭サビの♪恋はギリシャ生まれ 君は神話の生まれ~ の部分がとても爽やかな印象で、いま聴いてもまったく古さを感じさせない超名曲。 全くヒットしなかったことを私が未だに「おかしいッ」と思っている「曰く付き(?)」の作品でもあります。 作曲を手がけた鈴木慶一の力の入れようがビシバシと伝わってくるだけに、なおさらそんな風に感じてしまいます。
3.「一番愛するあなたに」(岡田ひらり)[1996.4.25発売; オススメ度★★★★]
作詞:岡田ひらり、作曲:SAGE KOIZUMI、編曲:t.asano
ポップで優しい作品を、安定した歌唱力と表現力を持った歌手が歌うと、やはり癒されますねー。2008年に花音がカバーしていますが、オリジナルの方が数段上の出来だと思います。
4.「まぶしい瞳」(吉田朋代)[1994.2.18発売; オススメ度★★★★]
作詞:及川眠子、作曲:井上ヨシマサ、編曲:ATOM
「ガールポップとはこうあって欲しい」というお手本のような作品。♪Maybe 心のドアをノックして 鮮やかな未来がほらやってくるよ~ というサビの部分がとてもキャッチーで、シャンプーのCMでも流れたので、耳にしたことがある人もきっと多いはずです。
5.「ナターレ」(山口由子)[1990.4.25発売; オススメ度★★★★]
作詞:夏目純、作曲:都志見隆、編曲:武部聡志
山口由子はもともとマイナーアイドルグループ(a-cha)出身ですが、ソロデビューの後にガールポップに転向。実は、1989年のソロデビュー時に、私の所属していた某大学の歌謡曲研究会が学園祭のゲストに呼んでいます。彼女は1999年に「believe」というスマッシュヒット(月9の主題歌)を飛ばしているので、ご存じの方も多いかも知れません。
ソロデビュー曲「幾千の涙を贈りたい」は尾崎亜美の手による超名曲なので、シングルレビューの方でもそのうち取り上げるかも。アイドル級の美形で作曲もする、歌もいける・・・ということで、本人の系統としては、「宇徳敬子」のラインってことになりますかね?