来年度予算案② 歳出 社会保障、最大の30兆円
日本経済新聞 掲載
お金の使い道を示す歳出は年度当初ベースでは過去最大の95兆8823億円にふくらんだ。
2013年度当初に比べて3兆2708億円、3・5%増えた。
社会保障や公共事業などの政策経費は3・2%増の72兆6121億円。
膨張が続く社会保障費はついに30兆円の大台に乗せた。
社会保障費は30兆5175億円。13年度当初に比べて1兆3951億円、4・8%増えた。
医療や介護などの費用の自然増加分は6千億円を越えた。生活保護費の見直しや薬価改定で13年度の8千億円強より増え方は減ったが、なお膨張は続く。
さらに、来春の消費増税にあわせて実施する待機児童解消といった社会保障の充実策や、これまで補正予算に計上してきた高齢者の医療負担の肩代わりなど約8千億円が加わった。
公共事業費は2年連続で増加した。道路などの建設資金を管理する特別会計の廃止で歳出と歳入の両面で約6千億円が上乗せされている。
これ以外に社会インフラの老朽化対策に多くの予算を振り向けた。新幹線の路線整備は9年ぶりに増額し、720億円をつけた。
東アジアの安全保障環境の変化をふまえ、防衛費も2年連続で増やした。最新鋭のステレス戦闘機の購入や、沖縄県の与那国島への部隊配置に向けた費用を盛り込んだ。
競争力強化策にも予算を割いた。
農業の大規模化をめざす農地集約事業は13年度補正に続いて国費を投入。
医療研究開発の司令塔となる「日本版NIH」の創設にも13年度当初に比べて2割増の1215億円をあてる。
地方財政を支える地方交付税交付金は国と地方の税収増で16兆1424億円と1・5%減った。
以上
税理士ゆーちゃん より
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