松村道央プロ マイゴルフ スイング
日本経済新聞 連載
ゴルフを学び始めたときに「スイングは背骨を軸にして」と教わった人も多いのではないだろうか。
体の中に軸を2本置き、その間を揺れ動くようにしてスイングに入る選手もいると聞く。なるほどと思うが、僕はあえて軸について考えないようにしている。
意識するのはただひとつ、頭の位置だけだ、体の軸うんぬんをかんがえていると、チェックポイントが増えてしまう。それが力みにつながり、結局、クラブヘッドのスピードが落ちる。ゴルフは「シンプルでやさしく」が一番だ。
グリップは前傾姿勢をした肩のラインの真下にある。ダフリやトップは目線が近づいたり遠ざかったりするから起きるもので、特に初心者は頭の位置を注意するだけでミート率があがるはずだ。
トップの位置についても悩んでいる人も少なくないだろう。骨格や柔軟性は人それぞれだ。どこまで上げればいいかわ一慨に言えない。左腕が突っ張りすぎることなく気持ち良く伸び、かつ緩みすぎず、がポイントとなる。
重要なのは切り返しの時に一泊置く「間」の方にある。
米ツアーで活躍する松山秀樹君やタイガー・ウッズ(米国)はトップで一瞬止まって見えるほどゆったりしている。あれぐらいの余裕があれば打ち急ぎもない。無駄な力も入らない。スイングに加えて「間」も参考にしてほしい。
重心は5対5で始動し、トップの位置では右が7、左3程度。ダウンスイングでは左腰に意識を集中させる。左腰を起点に体をクルツと回すように、といえばいいだろうか。
これが左腰が目標に引っ張られる(もしくは押し出す)イメージを持つと体が大きく揺れてしまう。右半身の動きが遅れ、クラブフェースが開いてスライスボールなどの原因にもなる。
わずかな意識の持ちようがミスとナイスショットを分ける。ゴルフの奥深く、面白いところだ。
以上
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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