北沢修 手のひら上に向けフェースを返さず15センチ押し込む
夕刊フジ連載 オートマチックスイング
あるときメジャーリーグの試合をテレビで見ていたら、ある選手がホームランを打ったときのスイングがスーパースローで放映されていました。
よく見るとインパクトの瞬間に右手のひらが上を向いていたのです。
そしてそのままバットでボールを押し込み、その後に手首が返っていました。
甲子園を目指す高校球児だった私にも「目からウロコ」。そんなこと何も考えてやっていませんでしたから。それからスポーツ新聞や野球雑誌でインパクトの瞬間の写真を探しましたが、その全てで右手のひらは上を向いていました。
「これだ!」と思ってゴルフ応用してみたのですが、はじめはうまくゆきませんでした。
右手のひらを目標に向けるスクエアな握りだったので、ダウンからインパクトに向かうときに右手のひらを上に向け変える動作を練習しましたがダフリとスライスの連続。
ヘッドが下がってフェースが開いてしまう欠陥が見つかり、「難し過ぎ」という結論に達しました。
そこではじめから右手のひらを上に向けてグリップしたらどうらろうか試してみたら、これがとても簡単にできたのです。途端にいいボールが飛びはじめました。
「右のてのひらを上に向けると一体なぜうまく打てるのだろう?」と疑問に思うほどでした。
その理由は、ツアー選手のスイング画像をみているうちに分かりました。
ツアー選手の右手、右肘は、野球選手と同じ角度でインパクトしています。そしてフェースの角度がかわらないまま、インパクト後もボールを15センチほど押し込み、その後にフェース返っていました。インパクトで手を返そうとしたらこの動きにはなりません。
よく生徒さんから、「プロのターフはボールの先に取れるのに、自分には手前に取れる」という話を聞きます。
右手のひらが上を向いたままインパクトできれば、ヘッドが低く長く抜けていくので、アマチュアゴルファー憧れの、ボールの先にターフが取れるスイングになります。
特にスライスに悩むアマチュアは、早くフェースを返そうとしてしまいがちです。
その意識がヘッドをアウトからダウンさせ、加重を右に残してしまいます。
フェースは意識して返るものと思ってください。
今までレッスンで右手は押しなさい、と先生に何回指摘されても実行出来なっかたのですが、
この記事を拝見し、一度試してみたいと思います。
税理士ゆーちゃん より
最後まで読んで頂き、有難うございます
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