義務教育時代からサイクリングやってると、憧れの自転車メーカーはだいたい同じではないでしょうか。
イタリアのＢ・Ｃ・Ｃ・Ｄ
Ｂ （Bianchi） ビアンキ
Ｃ （CINELLI） チネリ
Ｃ （colnago） コルナゴ
Ｄ （DE ROSA） デ ローザ
４０年ほど前、基本はオーダーフレームのみ。しかし、パーツは日本製なんて使いません。Campagnolo カンパニョロのレコードをセットで組み付けるのが礼儀です。
その頃で完成車価格は30～40万円くらい。
今の物価は当時の3.5倍くらいですから今なら120万円くらいの自転車って事になります。
小坊から厨坊だった私の憧れでした。
５年余り乗ってきたブリヂストン アンカー ＲＦＸ－８.
とってもお気に入りでしたが、購入当時のパーツは何も残っていなくてフレームだけが当時の物でした。
そのフレームがスローピングということで、美しく見えないし塗装（だけと思いますが）亀裂があって危険と思って今回、デ ローザのスーパーキングＳＲのフレームを購入しました。（８月２５日）
パーツは可能な限りＲＦＸ－８からの移植です。（１ヶ月前に変えたばかりのバーテープも綺麗に剥がして巻きなおしました ボンビー(///∇//)）
本当はカンパニョロにしたかったのですが、去年、シマノアルテグラに替えたばかりです。
このフレームにシマノは邪道。という気持ちがありますが、
そんな事を気にするのはイタリア人と乗っていない人だけ。
自分の気に入った部品で組めば．．． と背中を押してもらい決定しました。
まずは、今のＲＦＸ－８の採寸から。
ＢＢ中心からサドル上面まで670mm。
サドルトップからステム軸まで490mm。
サドル高とステムトップの落差45mm。
そしてブレーキ等の移植。
ハンドル周りの位置決めと仮止め。
ブレーキ、シフトのワイヤーを通していきます。
一番苦労したのがここ。
ワイヤーが全て内蔵式なので、フロント及びリアのシフトワイヤーをＢＢから廻りこませる必要があります。
特にフロントシフトワイヤーは曲がりがきつく、まだＢＢが圧入されていないで作業しやすい状況なのに通し終えるまで１時間近くかかりました。
さて、ここまで出来たら一度スズパに持っていって、ＢＢ圧入、シートコラム、ヘッドコラムをカットしてもらいます。
お店に持ち込む時の写真
持って、軽い！と感動したけど、駆動系が一切無い状態です。軽くて当たり前。
ＢＢも付いた。
シートコラムはカットされてＤＥ ＲＯＳＡ が Ｅ ＲＯＳＡ に。
エロさ。 って、どうして持ち主の性格まで判るのでしょうか？ (●´ω｀●)ゞ
やっと組立て完了です。（９月１日）
そらも満足そう。
（ウソ、 前でオヤツを見せてお座りさせてます）
乗ってみたら、ヘッドにプレッシャーがかかってないみたい。
スズパに持ち込んで調整してもらいました。
軽～く乗ってみましたが不思議な感覚です。
この自転車、フロントはストレートフォークで、キャスター角がほとんどありません。
しかも薄くて華奢に見えます。
ＲＦＸ－８のような頑丈そうな弓なりのフォークと全然違います。
時速5km前後で前ブレーキをかけると
復元力が無いため車体の傾いている方向にそのまま倒れていき、
身体はそれを引き戻そうと逆に引っ張るので、今度は車体がその方向に傾き．．．
と、蛇行する感じになります。
冬に彩湖モードで乗った時はそんな感じは無かったのですが、
考えてみたら、あの時は、信号も無い彩湖では低速でブレーキなんて一周して返却する時と、途中で写真撮るのに止まったときだけ。
さて、本日は平地でのシェイクダウン（試運転）。
通常走行の速度ではブレーキで蛇行という感じはまったくしません。
３週間ぶりの久々のライドで身体は重いのですが快調です。
ギア１枚ほど楽に走れている感じがします。
荒川サイクリングロードを北上し、
途中でサドルの前後位置を調整します。
結果、サドルトップからステム軸まで450mmしか取れません。
ステムを延ばすしかありませんが、まさかその差40mmも一挙に延ばしたくないので
20mm延ばしてハンドル位置を低くしてみます。
ホンダエアポートまで軽く走って休憩。
雨が降りそうなので帰る事にします。
ここから帰り道は低速時の蛇行を確認するため狭くて曲がりくねった左岸を走ります。
慣れてきたのか蛇行は気にならなくなってきました。
来週は山に行って登り降りのシェイクダウン。
そしてロールアウトかな？
楽しみです。
本日の走行距離 53.32km
年間走行距離 2,344.77km