下鴨神社 志ま亀で巡る紅葉の旅 / 2014年秋 錦秋の京都 その4 のつづき

朝晩の寒暖の差が大きいほど美しいとされる紅葉。
京都は歴史的な景観と相俟って紅葉の美しさは格別です。

その中でも今年はココが当たり年ビックリマークとおススメされたところ。

真如堂です。

984年(永観2年)一条天皇のご生母であり史上初の女院である東三条院詮子が建立した
天台宗の寺院。詮子は国母として政治に介入し藤原道長を内覧、右大臣に推挙した人です。

雨が降ったりやんだりの鈍色の空なのが残念でしたが、参道は真っ赤に染まっていました。


敷き詰められたような紅葉は緋毛氈もみじ

見あげれば紅葉のアーケードです。

陽が射すと黄金色に輝くのですが、この日はしっとり。

雨に濡れる紅葉もまた良きかな。

1767年(明和4年)に制作された「観経曼陀羅」が11月末まで公開中。※写真はありません。
「観経曼陀羅」とは極楽浄土と観無量寿経の説話を絵解きのように表現した浄土変相図のこと。
真如堂の観経曼陀羅は金糸で隙間なく刺繍されていました。

真如堂の紅葉は境内からの眺めが格別ですので、紅葉の時季のみ公開される
「観経曼陀羅」とあわせて鑑賞されることをおススメします(^-^)

ちなみに真如堂というのはこの本堂の名称のこと。
寺院の名称は真正極楽寺といいます。

真如堂には明智光秀の家老であり春日局の父であった斉藤利三のお墓もあります。
旧知の仲であった絵師、海北友松が葬ったといわれています。

真如堂の紅葉は緋色。

こちらまで染まってしまいそうです(〃∇〃)もみじ


古都の紅葉レポ、つづきます(^-^)/

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