鷹峯~光悦寺 志ま亀で巡る紅葉の旅 / 2014年秋 錦秋の京都 その2 のつづき(^-^)/
紅葉が散ってしまう前に、古都の紅葉狩のレポートを先にお届けします♪

人混みを避けて開門前の特別早朝拝観もみじ
京都の西にある妙心寺には40以上の塔頭があります。
その中でも屈指の古刹として知られ素晴らしい庭園があるという退蔵院へ。

この日の朝7時半頃は、まさにバケツをひっくり返したような土砂降りでした。
石畳からの雨の跳ね返りが酷いので、雨コートの中のきものの裾はまくり上げています。
しかも傘が壊れるという大ハプニングが発生…(x_x;)

退蔵院は1404年(応永11年)に波多野重道が無因宗因を開山として建立。
後に応仁の乱で炎上してしまいますが、1597年に再建され今に至ります。
山門は美しい薬医門です。

瓦には鯰と瓢箪が…。


水墨画の始祖といわれる如拙の「剽鮎図(ひょうねんず)」を所蔵することで有名です。
ですが今は京都国立博物館に寄託されていて、退蔵院にあるのは複製でした。
ご案内くださった副住職さまも本物は数回しかみたことがないのだそうです。

「ぬるぬるしていて捕まえにくい鯰をつるっとした瓢箪で捕まえる」という矛盾の禅問答を
時の将軍足利義持が、如拙に水墨画を、京都五山の禅僧に画賛をかかせたもの。
鮎というのは中国では鯰のこと。鯰で占うことがあったのだとか。

退蔵院の方丈は宮本武蔵が居し修行したところ。
武蔵は「瓢鮎図」を前に自問自答をしつづけたと伝えられています。


方丈からみえる「元信の庭」

狩野元信が晩年に築庭した枯山水庭園です。


生憎の土砂降りですが、庭園を散策もみじ


そして…、


なんて優美な:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
天上界までつづいているかのような、果てしない奥行を感じました。

緑と紅葉のコントラストが美しい~(〃∇〃)ラブラブ

この「余香苑」は造園家の中根金作の設計による池泉回遊式庭園。
1963年(昭和38年)に着工し3年の月日を費やして完成させたものだそうです。

春には桜、そして新緑と藤とつつじ、夏には蓮、秋には紅葉で彩られるのだそう。

京都の紅葉の名所の中でも日当りなどによって紅葉の良し悪しの年がありますが、
今年の退蔵院はこの十年で紅葉が最も美しいそうです。当たり年♪

ああ、雨が…、というか傘が…、残念すぎるぅぅぅ。


雨がひどいので、ブライトンホテルの離れ座敷の翠光庵にて朝食をいただき、
その後はチェックアウトまでお部屋にてゆったりと過ごしました。二度寝zzz。
午後のお天気次第で、美術館へいくか紅葉狩りへいくかを考えることに。


古都の紅葉狩りレポ、つづきます(^-^)/

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