張正さんの豆絞り / 有松絞りを巡る旅 その10 のつづきです(^-^)/
前日の日本きもの学会の産地研修で早川嘉英先生の工房見学をさせていただいたものの
肝心の作品がなかったために、印象がピンと掴めず…( ̄_ ̄ i) 詳細はこちら
早川先生から「竹田嘉兵衛さんのところに置いてあるかも?」とお聞きしたので、
竹田耕三先生にお願いして再び見せていただくことになりました。
再び、竹田嘉兵衛商店さんへ
竹田耕三先生のお兄さまである竹田嘉兵衛社長が海外からの留学生の方と学生さんに
有松絞りについて講義をしていらっしゃるとのことで、一緒に拝聴させていただきました。
江戸時代に建てられ明治大正に整備されていったという竹田邸の主屋の中の洋室は
重厚感があるクラシカルなお部屋です。
この方が、8代目竹田嘉兵衛さんです。 木村孝先生よりご紹介していただき、
展示会にてお会いしたことがあります。その際にも懇切丁寧に教えていただきました。
そのときの記事はこちら
1992年(平成4年)に名古屋•有松•鳴海において開催された「第1回国際絞り会議」では、
50カ国800人もの参加者が集まり、歴史、美、技術、産地について熱い議論がされました。
有松絞りのファッションショーも行われ経済効果も高かったのだとか。
そして「Shaped resist dyeing」という、立体的に防染されたもの、そのシワこそが造形であり、
有松絞りの魅力であるということが国際絞り会議において提唱されたのだそうです。
2011年(平成23年)には第8回を迎え香港で開催されています。
久保田一竹の絞り、イッセイミヤケのブランド「プリーツプリーズ」の熱と圧力の形状記憶の
お話もありました 詳細は控えますが、とても興味深いお話でした。
布を立体のまま防染する、その布のつくる造形の美しさが絞りが3000年もつづいている理由。
光の波動をつくるため、より美しいと感じるものが絞りには残っている、とのことでした。
素敵なお部屋で貴重なお話をお聞きする機会に恵まれ幸せ(≧▽≦)
こちらが、早川嘉英先生の嵐絞りの反物です
こちらは仮絵羽になっている、訪問着。
あまりシボシボしてない絞りらしさはない印象でしたが、早川先生が「絞りにはないシャープさ」
にこだわってつくられた作品というのがよくわかりました。
やはり着用してみないと良さがわからないということで、着用させていただきました。
人の身体に纏われると、絞りの陰影が素晴らしく引き立ちます
ハンガリーからの留学生の女の子、とっても似合っていました
平面で置かれていてもわからないのですが、人の身体に纏われると光の波動が現れます。
そして、貴重な片野元彦の絞りの作品も羽織らせていただきました。
片野絞りには、作品の前で涙する熱狂的なファンの方も多いのだそうです。
藍の微妙な濃淡に対して白地がカッチリとでているのは、技法ゆえなのでしょうか、
欲張った感じはありませんが、隙がない美しい絞り染めです
片野元彦先生の娘さんである、絞り染め作家の片野かほりさんから竹田耕三先生に
贈られたお手紙。墨の濃き薄きも美しい書面でした。
ミラノのスカラ座にご招待された有松絞りの装いの方々のお写真も見せていただきました。
海外のガラコンサートのブラックタイのドレスコードに匹敵するには、日本女性はやはり
きものでしょう!納得のお写真です。皆さまとても素敵でした
今年はヴェルディ生誕200年、スカラ座いきたいな…:*:・( ̄∀ ̄)・:*:←願望です
竹田嘉兵衛さんでは、有松絞りの造形を生かしたきもの以外のものにも着手されています。
そのひとつがお洋服。シボをそのまま形状記憶することによって、冬は空気を含み暖かく
夏は肌に密着することなく涼しく着られるというもの。
シワを気にしなくていいというのは、旅行用に便利ですね!
絞られるとこんなに小さくなっちゃう~という見本を見せていただきました。
ひゃ~、こんなに小さくなってしまうのですね((((((ノ゚⊿゚)ノ
一番小さいものは括りがされたままのもの。真ん中が商品となるお洋服です。
急なお願いだったにも関わらず、二日目もお付き合いくださいました竹田耕三先生、
そして竹田嘉兵衛社長さま、本当にありがとうございましたm(_ _ )m
有松絞りを巡る旅、これにてひとまず終了いたします。
後ほど、まとめリンクをつくります。
次は京都レポです(^-^)/
前日の日本きもの学会の産地研修で早川嘉英先生の工房見学をさせていただいたものの
肝心の作品がなかったために、印象がピンと掴めず…( ̄_ ̄ i) 詳細はこちら
早川先生から「竹田嘉兵衛さんのところに置いてあるかも?」とお聞きしたので、
竹田耕三先生にお願いして再び見せていただくことになりました。
再び、竹田嘉兵衛商店さんへ
竹田耕三先生のお兄さまである竹田嘉兵衛社長が海外からの留学生の方と学生さんに
有松絞りについて講義をしていらっしゃるとのことで、一緒に拝聴させていただきました。
江戸時代に建てられ明治大正に整備されていったという竹田邸の主屋の中の洋室は
重厚感があるクラシカルなお部屋です。
この方が、8代目竹田嘉兵衛さんです。 木村孝先生よりご紹介していただき、
展示会にてお会いしたことがあります。その際にも懇切丁寧に教えていただきました。
そのときの記事はこちら
1992年(平成4年)に名古屋•有松•鳴海において開催された「第1回国際絞り会議」では、
50カ国800人もの参加者が集まり、歴史、美、技術、産地について熱い議論がされました。
有松絞りのファッションショーも行われ経済効果も高かったのだとか。
そして「Shaped resist dyeing」という、立体的に防染されたもの、そのシワこそが造形であり、
有松絞りの魅力であるということが国際絞り会議において提唱されたのだそうです。
2011年(平成23年)には第8回を迎え香港で開催されています。
久保田一竹の絞り、イッセイミヤケのブランド「プリーツプリーズ」の熱と圧力の形状記憶の
お話もありました 詳細は控えますが、とても興味深いお話でした。
布を立体のまま防染する、その布のつくる造形の美しさが絞りが3000年もつづいている理由。
光の波動をつくるため、より美しいと感じるものが絞りには残っている、とのことでした。
素敵なお部屋で貴重なお話をお聞きする機会に恵まれ幸せ(≧▽≦)
こちらが、早川嘉英先生の嵐絞りの反物です
こちらは仮絵羽になっている、訪問着。
あまりシボシボしてない絞りらしさはない印象でしたが、早川先生が「絞りにはないシャープさ」
にこだわってつくられた作品というのがよくわかりました。
やはり着用してみないと良さがわからないということで、着用させていただきました。
人の身体に纏われると、絞りの陰影が素晴らしく引き立ちます
ハンガリーからの留学生の女の子、とっても似合っていました
平面で置かれていてもわからないのですが、人の身体に纏われると光の波動が現れます。
そして、貴重な片野元彦の絞りの作品も羽織らせていただきました。
片野絞りには、作品の前で涙する熱狂的なファンの方も多いのだそうです。
藍の微妙な濃淡に対して白地がカッチリとでているのは、技法ゆえなのでしょうか、
欲張った感じはありませんが、隙がない美しい絞り染めです
片野元彦先生の娘さんである、絞り染め作家の片野かほりさんから竹田耕三先生に
贈られたお手紙。墨の濃き薄きも美しい書面でした。
ミラノのスカラ座にご招待された有松絞りの装いの方々のお写真も見せていただきました。
海外のガラコンサートのブラックタイのドレスコードに匹敵するには、日本女性はやはり
きものでしょう!納得のお写真です。皆さまとても素敵でした
今年はヴェルディ生誕200年、スカラ座いきたいな…:*:・( ̄∀ ̄)・:*:←願望です
竹田嘉兵衛さんでは、有松絞りの造形を生かしたきもの以外のものにも着手されています。
そのひとつがお洋服。シボをそのまま形状記憶することによって、冬は空気を含み暖かく
夏は肌に密着することなく涼しく着られるというもの。
シワを気にしなくていいというのは、旅行用に便利ですね!
絞られるとこんなに小さくなっちゃう~という見本を見せていただきました。
ひゃ~、こんなに小さくなってしまうのですね((((((ノ゚⊿゚)ノ
一番小さいものは括りがされたままのもの。真ん中が商品となるお洋服です。
急なお願いだったにも関わらず、二日目もお付き合いくださいました竹田耕三先生、
そして竹田嘉兵衛社長さま、本当にありがとうございましたm(_ _ )m
有松絞りを巡る旅、これにてひとまず終了いたします。
後ほど、まとめリンクをつくります。
次は京都レポです(^-^)/