今日の首都圏は4月上旬の暖かさになるのだとか。
春が来るのは嬉しいのですが、花粉が飛び散っていてつらいです…Y(>_<、)Y

お待たせしましたビックリマーク
日本きもの学会研修旅行レポのつづきです。

鈴木牧之会館から塩沢紬の織物工場である、林宗平工房さんへサーチ
きもの カンタービレ♪

本塩沢(塩沢御召)・夏塩沢・塩沢紬・越後上布を製作していらっしゃいます。
先代の林宗平さんは越後上布の織り手としてとても有名な方です。
ご案内してくださったのはその息子さんである二代目社長の林正機先生。

主に本塩沢(塩沢御召)の工程の説明をしてくださいました。
【本塩沢】
越後で織られていた麻縮の技法を応用してつくられた絹織物です。八丁撚糸といわれる
強い撚りをかけた右撚りと左撚りの緯糸を交互に織りあげて、湯もみによって撚りが戻って
縮みしぼをだしシャリ感のある生地をつくりだします。

本塩沢につかわれる真綿引きの説明
越後上布の工程でも見せていただいた糸の張りを均等にし長さと本数を揃える工程の伸べ
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
絣図案。蚊絣といわれる細かい絣が集まって大きな模様を構成しているのがかつては
たくさんありました。私はこのタイプの本塩沢の愛好家のひとり(o^-')b
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絣おこしの工程。緯糸の絣を整えて高機の杼に巻いていきます。
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こちらは、見学していた皆さまから「欲しい~っ!」と声があがっていた夏織物。
木綿50%と麻50%で織られています。からむし上布というのだそう。
皆さまこの場から離れようとせず「ここで待っていても織りあがりませんよ~」と言われてました(゚ー゚;
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こちらは鬼しぼの縞模様の本塩沢です。
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本塩沢の特徴であるしぼを出す、湯もみの工程。
お湯の温度は42度くらい。ちょうどいい湯加減でした。
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今では値段がつけられないほどの貴重品となってしまった、越後上布を見せていただきました。
糸の細さがわかりました(ノ゚ο゚)ノ
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こういった絣模様大好きなのですが、今はあまりつくられていないのが残念すぎます汗
あってもお値段が高すぎて、私の財力ではとてもとても買うことができません。。。
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素敵な本塩沢もありました~ラブラブ
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でも、私が欲しいのはこちら↓有栖川文様の本塩沢です!!
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こちら買わせていただきたかったのですが、今はまだ早いんじゃ…という声もあり保留に。

考えてみたら、有栖川文様の本塩沢もっていたことにも気がつきましたσ(^_^;)
これです↓私、こういったものがよっぽど好きなのね…。
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本塩沢愛好家としては、近いうちに林先生の作品、是非着たいと思いますラブラブ

※工房見学で聞き逃してしまったこともあり、林先生にお電話にて確認させていただきました。
林先生、どうもありがとうございましたm(_ _ )m


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