昨年の九月場所の観戦後、きもの文化検定1級対策として日本の国技である相撲の
行司装束についてまとめました。2011年9月28日のブログ参照
問題としてはかすりもしませんでしたが、←ごめんなさいm(_ _ )m
海外の方をはじめたくさんの方から反響をいただきました。

相撲は日本の国技でもあり、こんなにも美しい装束に彩られた行司がいることを
日本人にもあまり知られていないのをとっても勿体無く思っています。
相撲の取組みよりも装束に目がいく私。
スポーツ観戦には実は全く興味がないのですが、国技館は大好きです軍配
きもの好きならきっと楽しいと思いますが、きもので観戦すると特典があるようなことが
あると会場も華やいで良いと思います~。どうでしょう?

行司の直垂の素材は、幕下格行司(はだし行司)以下は、一年を通して木綿地、
十両格行司以上は、絹地、5月7月9月の三場所は透け感のある夏ものです。
両国国技館で十両格行司以上の冬の装束を見ることができるのは初場所のみとなります。
色や文様に定めはなく、金銀糸をつかって行司各自の家紋やスポンサーにまつわるデザインの
ものが多いようです。有職故実に則ったシックな装いもみられます。

胸紐、菊綴、軍配の房緒の色、履物、物具は階級によって定められています。
菊綴は丸組み紐(もの字)ではなく、水干のような鎧直垂の房であることも特徴の一つ。
袖括りの紐は丸組紐(括りやすい実用面から)、裾の括り紐は幕下格行司以下は丸組紐、
十両格行司以上は袴を括らないので平紐です。

【階級】序の口格行司、序二段格行司、三段目格行司、幕下格行司
【菊綴、房色】黒又は青(緑のこと)
【履物、物具】素足で袴は膝下まで括りあげる
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
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下に控えている行司さんの菊綴が青(緑)×白で白足袋とぞうりを履いています。
そうりを脱いで土俵にあがります。この方から十両格行司さんになります。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
十両格行司以上の装束は別記事であげます。

雪交じりの冷たい雨が降っています。美展鑑賞後はホテルでの会食なので今日こそは
華やか小紋で~っと思ったけど、紬にしようかなあ…。


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