絞り染めとは、布の白く残したい部分を、括る、縫いしめる、挟むなどの方法で圧力をかけ
防染し染料に浸し染めることによって模様ををつくりだす技法のことです。
模様染めとしては単純な方法であることから、世界各地に自然発生的に生まれたと
みられる絞り染めがあります。
世界の中でも日本は絞り染めの技法の種類が多く、日本語以外の言語でこの技法を
表す言葉がなかったことから、国際的にも「Shibori」と表記されています。

奈良時代の天平の三纈(さんけち)と呼ばれる染色方法。
糸で縛る絞り染めは纐纈(こうけち)、板締め絞りは夾纈(きょうけち)、
臈纈染が臈纈(ろうけち)です。
現在の絞り染めは纐纈にあたります。夾纈も絞り染めの仲間です。

絞り染めは室町時代に、絞り染めの技法をつかって絵画性をもった模様を施した辻が花染めの
登場により全盛期を迎えます。
江戸時代になると、京都で鹿の子絞りが生まれますが、贅沢品とされ何度も奢侈禁止令の対象に
なりました。模様が子鹿の背の模様に似ていることから鹿の子といわれるようになったようです。
奢侈禁止令の対象になったことにより、型染めで鹿の子模様を表現する摺り疋田が生まれました。

快適なきもの日和がつづいています晴れ
朝晩は冷え込むことが多くなりましたので、羽織の活躍する季節です。
絞りの羽織は、手で抱えて持って歩くには嵩張るので、暖房が効いていそうな百貨店巡りなど
にはあまり向いていません。着用して歩くには、軽くて着心地も抜群で重宝いたします。
建物の中でも脱ぐ必要がないので、紅葉狩りなどにお薦めですもみじ

菊に牡丹の小紋に稲穂に鳴子と雀の織なごや帯をコーディネート。
本日、これからお茶のお稽古です。
お稽古のときは、何かと荷物が増えバッグが大きめになりがち。
帯地を使ってつくられた、ひびのこづえさん作のトートバッグは冬の定番です合格
羽織は建物の中でも着用できますが、女性はお茶室では脱ぐこととされています。
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