堀留町~浅草近辺を車で移動中、いつもより車も人通りも多いっと思ったら、
東京の『えびす講』である、宝田恵比寿神社の「べったら市」が行われていました。

神無月である10月、日本中の神様は出雲へ集まりますが、それでは地元を
鎮護する神がいなくなってしまうということで、留守神として恵比寿さまが
留守を預かることになりました。その恵比寿さまをお慰めしようということで、
10月20日の『えびす講』がはじまったとされています。
一年の無事を感謝しつつ商売繁盛と五穀豊穣を願う祭りだそうです。

堀留町界隈では、『えびす講』に使う様々な物(神像や打出の小槌、懸鯛、切山椒など)
を売るための市が開かれていたのですが、ここで売られる“べったら漬”が評判になり、
いつの間にか「べったら市」という名が定着したそうです。

“べったら漬”は、参詣にきた若者が、甘酒の麹がついてべっとりしたこの漬け物を
「べったらだ~べったらだ~(きものの袖にべったり付けるぞの意)」と叫んで、
女性をからかったことから“べったら漬”といわれるようになったと伝えられています。
きものの袖につけようとするなんて、ひどい話ですよね( ̄□ ̄;)

私の従姉妹は、若かりし頃、初詣に振袖を着ていったら(すごく良いものだったらしい)
袖の袂に煙草の吸い殻を入れられるという、とんでもない嫌がらせをされ、
以来きものは着たくなくなったと語っておりました。
こういう苦い記憶できものから遠ざかってしまうのは何とも気の毒、もったいないことです。

仕事中だったので、通りすがら車窓から眺めただけですが、(写真撮っておけば良かった!)
路地という路地に露店が立ち並び、店舗の前にはワゴンセールがどっさりおかれ、
大変な賑わいでした。
来年あたり、ちょっと散策してみようかしら。でも“べったら漬け”苦手なんですあせる

浅草から見た東京スカイツリースカイツリー随分と高くなってました。
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