数の子とワインの相性は果たして!? | ワイン飲み人口倍増計画(メルマガ)発行人 京都のワイン飲み 野中健吾のブログ

数の子とワインの相性は果たして!?

昨年末に行った最後のワイン会は、祇園のワインバー「空き箱」

にて行われました。


こちらは祇園のワインショップ「ピカソ」 さん

の店頭にあり、ワインの調達はすぐにできる環境(笑)。

なので、各自食べ物を持ち寄っての会となっていました。



「さて、何を持っていこうかなあ。
普通のものを持って行ってもなんかつまらないし・・。」


と、京都の錦市場で年末の買い物をしながら思っていた時に
ふと目に止まったのが、 『数の子』。



これだ!!と思いましたね。



実は数の子は『ワインとは合わない』とよく言われている
食べ物なんです。


「今までの最悪の組み合わせは

シャトー・マルゴーに数の子」


と言う人も実際にいらっしゃいましたし。


でも、一度も自分で試したことがなかったんです。


日本の正月には欠かせない食べ物ですが、逆に言うと
正月以外の機会ではほとんど見かけないですしね。


さらには、数の子と色々なワインを試せる絶好の機会!
ということで早速購入して持参しました。



で、その時に「数の子とワインを試してみる」と
twitterでつぶやいたら、

えらく反響がありまして(笑)。

フォロワーさん達の経験談やらアドバイスやら意見やら
が色々と寄せられました。

せっかくなのでその辺も踏まえつつ、以下でレポート
したいと思います。



まずはとにもかくにも試してみよう!ということで
到着した際に出ていた白、赤ワインと一緒に
食べてみました。


・・・・なるほど、

これは合わない(笑)。


果実感があって飲みやすい白ワインが一気に草臭くなり、
タルのバニラ感もあって旨いチリ産の赤ワインが
途端に渋みだけになる。
そして数の子は生臭さが際立つ。

ある意味、見事なまでの相性の悪さ(笑)。



自らそれを確認した上で、では数の子と合うワインを
なんとか探してみることにしました。



twitterで寄せられた意見で多かったのが、

「シャンパーニュ(シャンパン)には合うと思う」

というもの。


実はソムリエ協会の教本に、相性がいいものの一つとして

『シャンパーニュとキャビア』

と書かれてたりしています。


そもそもシャンパーニュは何でも合うと言われているので
確かにいいかもと思い、たまたま場に出ていたシャンパーニュ
を合わせてみました。


・・うん、悪くはありません。少なくとも不快に感じるような
味の変化はおきませんでしたね。


まあ、ただ合う/合わないという話以前に、あまりお互いに
干渉しあわないという方が正しいかな?と思いました。

数の子は数の子、シャンパーニュはシャンパーニュの味を
それぞれ出してるだけ、って感じ。


それにやはり、数の子の生臭さは感じます。
(嫌に感じるほどではないですが)




さて、他にtwitterで寄せられたものでは


「シェリー(フィノ)はイケると思う」


というのがいくつかあったので試してみました。
フィノというのは、シェリー酒の中でもすっきりとした
白ワイン的なやつです。


ワイン飲み人口倍増計画(メルマガ)発行人 野中健吾のブログ-wine20100116_1

・・おお、イイですね!

すっきり目の味わいと潮っぽい感じが魚卵の旨みを
際立てます。これならフィノと同様のタイプである
マンサリージャ(個人的には海の潮の風味を感じるのです)
でもイイかもしれません。


これは1つ収穫でしたね♪



その後もいくつか試してみたのですが、やはりシェリー
以上にこれ!といったものが見つかりませんでした。


そのうちに数の子が普通に「美味い!」ということで
参加メンバーに消費されて無くなってしまい、
ただの飲み会モードへ(笑)。



ですが、その際にtwitterから興味深い情報が
寄せられてきたのです!

それがコレ↓。


●【山形】おせちにワインいかが 魚の生臭さ解消
 高畠ワイン発売
(asahi.com、12/20付)

この記事によると、酸化防止剤としてワインに通常添加される
亜硫酸が、魚卵や魚介類と合わせた際に感じる生臭さの
原因になっているとの科学的な研究結果があるそうで。



ちょうど帰省した時に酸化防止剤無添加の辛口赤ワイン
(一本500円程度のやつですが)を飲む機会があったので
数の子と合わせてみました。


おお!生臭くない!!


なるほどなあ~と思いましたね。

まあ、ワインがそもそもあまり深い味わいのあるものでは
なかったので、数の子との味わいの組み合わせの妙を
楽しむとまではいきませんでしたが、確かに不快感は
全く無かったですね。


今後は機会があれば亜硫酸無添加ワインと数の子、
あるいは数の子でなくても一般的に魚卵(イクラなど)は
ワインに合わないとされているので、その辺を色々と
合わせてみたいですね。

上記の記事にあった、高畠ワイナリーのワインも
気になります。



亜硫酸無添加というと、(ややもすると少々過敏な)
健康志向向けの側面がある感じがしますが、
食事との相性という点で捉えるのもアリだなあと
感じました。


※あ、記事の最後で高畠ワイナリーの方も言ってますね。




さて、今回のネタはいかがだったでしょうか?

もし手元に数の子がまだ残っている方は
色々と試されてみるもの面白いと思います。


もしも「これはイケる!!」みたいなワインと数の子
(イクラでも可)の組み合わせがありましたら
是非ご一報下さい!


この記事へのコメントの他、アメブロメッセージや、twitter
など手段はなんでも結構です。


皆様からの情報、お待ちしております♪





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