日本料理 太月(たげつ) [表参道] | MOMOの東京グルメ日記

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日々食べ歩いた美味しいワインとお食事をご紹介しています。

日本料理 太月(たげつ)[表参道]
住所 東京都港区北青山 3-13-1 北青山関根ビル B1F
電話番号 03-6450-5991
営業時間 11:30~13:00(L.O.)/18:00~21:00(L.O)
定休日 日・祝

Apr.2016

麻布十番「割烹 喜作」出身のお店とお聞きして、正直あまり気が進まなかったのですが。。えへへ… お付き合いで伺いました。



日本料理は、この界隈においては意外と不毛地帯かも。。
この近辺でお食事したのは、すきやばし次郎出身の鮨屋「ます田」、フレンチ「ランスヤナギダテ」焼肉の「表参道焼肉 KINTAN」位で、今まで日本料理はなかったです。

シャンパーニュをデミで注文
ワインの値付けはとても良心的です。
確か、三田「晴山(せいざん)」と仕入れ先は同じだと思うのですが、晴山よりも価格設定が安いです。



Brut première Cuvée N.V/Bruno Paillard (Demi) ¥4,000     


Brut première C
uvée N.V / Bruno Paillard (Demi)
ブリュット プルミエ キュヴェ N.V / ブルーノ・パイヤール
生産地 フランス/シャンパーニュ地方/
葡萄品種 Pinot Noir 45% Chardonnay 33% Mounier 22%
Degorgement May.2014


カウンター席中央の席に案内され、大将の目の前の席で頂きました。丁度店主の手元が見る事が出来るので、一番いい席です。

とり貝


プリップリの生でも頂けそうな、大きいとり貝を付焼きにして供されました。

八寸


お弟子さんが、盛り込みされて供された八寸。それなりに見栄えはしますが。。
先日伺ったばかりの某店で供された、直前に揚げた物、炭火で焼いた物、手の込んだ小鉢を、色鮮やかにセンスよく盛り込んだ八寸と比較してしまうと、歴然とした差を感じてしまいました。一言で言うと、面白みに欠ける八寸。


お椀


器はいい漆器をお使いになっています。


椀種は、甘鯛の飯蒸しでした。桜の葉の香りが強く、吸い地の香りが分かりにくかったですが、味わいは昆布が強めな印象の吸い地。


先日買ったLLCC(ルイ・ラトゥール・コルトン・シャルルマーニの略) '1997が¥16.500だったので、如何にワインが安いかお分かりかと思います。
(とはいえ、昔はもっと安く買えたのですが。。)



Corton Charlemagne 2009 / Domaine Louis Latour  ¥18,500


Corton Charlemagne 2009 / Domaine Louis Latour 
コルトン・シャルルマーニ 2009 / ドメーヌ・ルイ・ラトゥール
生産地 フランス/ブルゴーニュ地方/コート・ド・ボーヌ地区/
葡萄品種 Ch100%

お造り


大分のイサキ 鹿児島の車海老 醤油と酒盗の煮切り


刺身の盛り付けを見て愕然としました。盛り付けの美しさに欠け、素人の様な盛り付けのお造り。刺身の盛り付けもセンスが出ますね。


焼き物


千葉県産太刀魚の塩焼きには、木の芽酢が添えてあります。「焼き」の状況を見ていたら、あて塩をやたら至近距離から行っていたので、塩味の程度が気になって仕方がなかったのですが。。案の定、頂いてみたら塩辛過ぎて残してしまいました。
「焼き」はシンプルな調理法故、焼き具合は勿論、本来旨味を引き出す為の塩の塩梅を間違えてしまうと食材が台無しになってしまうので、使い手の技術とセンスが問われるもの。。
これだけあて塩してしまったら、太刀魚が台無しです。


炊き合せ


新じゃが こごみ 芽キャベツ 鶏団子 鶏の出汁。鶏の出汁は、甘味が舌に舌に残り、違和感を感じます。器は古伊万里かな。。?


筍は京都産だそうです。
筍の皮を剥いてらっしゃったので、てっきり「付焼き」にするのかと思ったら焼き筍用でした。
筍の皮を全部剥いた上で、アルミホイルに包んで炭火で40分位焼いてました。。が、通常焼き筍は皮ごと丸焼きにして、炭火でじっくり時間を掛けて焼いた方が、旨みと甘味が増して美味しいのですけど。。えへへ…
先日伺った某店の焼き筍は、皮ごと炭火で2時間焼いてあり、香ばしいトウモロコシの様な香りがして、ほっくりと焼き上げられた美味しい焼き筍でした。



京都産焼き筍


想像通りの味。旨みはなく、寧ろ、エグミを強く感じます。エグミに関しては、恐らく前日に掘った筍と仰っていたので、時間の経過によるものもあると思いますが。。旨味の無さは、焼き方の問題かと思われます。。


揚げ物


稚鮎、ちこね、タラの芽の天婦羅は、能登の塩で頂きました。残念ながら、稚鮎の衣が少々油切れが悪かったです。

〆の土鍋ご飯


蕗の薹と蛍烏賊の土鍋ご飯。蕗の薹の苦みがクセになる美味しさ。この土鍋ご飯は美味しかったので、お代わり三膳もしてしまいました。


水菓子



蕨餅

宮崎県日向夏



酒粕のアイス




某口コミサイトで、高評価のお店のようですが。。
残念ながら私にはピンときませんでした。お料理が極端に塩辛かったり、かと思えば出汁に甘味を強く感じたりと。。味付けの安定感が無く、全体的な食後感、満足度は低かったです。
ワインの価格が良心的だったのと、土鍋ご飯は美味しかった。
残念ながら、再訪はないかと思います。

お気に入り度
2.5 2,8