店員さんが勝手に価格を変えていたらどうします? | 繁盛店をつくる人材育成の方法

店員さんが勝手に価格を変えていたらどうします?

こんにちは、菅(すが)です。
 
昨日、宮城県でクリーニング店モームを経営されている鬼澤さんが電話コンサルティングのときこんな話を聞かせてくれました。
 
───
 
客単価が良くなってきているA店に話を聞きに行ったんです。
 
すると、
 
素直に評価できないような話が出て来てしまったんです
 
それは何かというと、
 
実は、お店の売上が減ってきていたのが気になったので、コートか?ハーフコートか?など、判断に迷うようなお洋服の時には高い方の料金をいただくようにしてました
 
ということを話してくれたんですよ。
ただ、基本的には、
 
判断に迷う時には安い方の料金をいただく
 
というルールがあるので、
 
気持ちはわかるけど今後はしないでね
 
と、伝えておきました。
 
───
 
ちなみに、鬼澤さんのお手伝いを始めたのが今年の4月ですから、ちょうどスタッフの皆さんとのコミュニケーションの取り方が変わってきている状況です。
 
だからこそ、このように、
 
いままでは見てみぬふりができた問題が明らかになって来る
 
ということが起こって来るんですね。
つまり、今回の鬼澤さんのケースだと、
 
店員さんでも判断に迷うようなメニュー設定になっている
 
という問題ですね。
 
実は、お話を続けてお聞きしてた時、鬼澤さんはこんなこともおっしゃっていたんです。
 
───
 
前々から、
 
もっとシンプルな料金設定にできないか?
 
ということは課題の一つとして考えていたんです。
なぜなら、
 
・ コートか?ハーフコートか?
・ 生地が厚手か?普通か?
・ カーディガンか?セーターか?
 
など判断に迷うような項目が結構あって複雑になりすぎていてそれは、
 
お客さんにとってもスタッフにとっておあまり良いものではない
 
と思っていましたので。
 
───
 
なるほど。
確かに、
 
洋服の種類で料金が違う
 
しかも、
 
多種多様なデザインの洋服があるのでその違いもよくわからない
 
なんて状況はとても分かりづらいですよね。
これ、お店を外から見ている私やあなたからすると・・・・、
 
「 そんなややこしいことを言われてもわかんないよ! 」
「 それでこの服はいくらなの?なんでもいいからさっさとしてよ!! 」
 
なんて思いますよね。(笑)
でも、お店を運営している立場からすると、
 
「 いままでこの形でずっと営業してきたのに急に変えてはいけないのでは? 」
 
とか、
 
「 料金を変えるとレジの設定やメニュー表を全部変えなくてはいけないのでとてもじゃないけど無理 」
 
とか、
 
「 もし、それでお客さんが減ってしまったら困るじゃない・・ 」
 
なんて思ってしまうものです。
 
だから・・・、
 
今、特別に困っているわけではないので気が付いたら10年も見てみぬふりを続けてきた
 
ということが普通に起こったりします。
でも、こうやって店員さんとお店を良くしていこうと頑張ってみると、
 
見てみぬふりができない状況になるからあきらめて対処する
 
なんてことになります。
だから、社長の鬼澤さんは大変です。(笑)
 
でもね、冷静に考えてみてください。

大きな問題でないからと見てみぬふりを10年続けた会社 と、見てみぬふりが出来なくなっちゃったから頑張って10年前に改善した会社

どちらが繁盛していると思いますか?
 
当然、後者ですよね?

また、

大きな問題でないからと見てみぬふりを10年続けた会社 と、見てみぬふりが出来なくなっちゃったから頑張って10年前に改善した会社
 
どちらが人が育つと思いますか?
 
これも言うまでもないですよね?
つまりね、何が言いたいか?というと、
 
スタッフのみんなとお店を良くしていこうとすると大変だけど繁盛します
 
ということ。
さらに、
 
スタッフのみんなとお店を良くしていこうとすると大変だけど人が育ちます
 
ということ。
もっとも先ほども言ったように、その分社長さんは大変ですけどね。(笑)
 
さて、あなたに質問です。
 
あなたは、
 
大変でも繁盛する会社を経営していきたいですか?
 
それとも、
 
大変だから見てみぬふりを続ける会社を経営していきたいですか?
 
ぜひ、自分自身に問いかけてみてくださいね。
 
もちろん私は、「 大変でも繁盛する会社、大変でも人が育つ会社を作りたい 」というあなたを応援していますよ。

それでは、また。
今日も最後までお付き合いありがとう。