面接でいい人材を簡単に見分ける方法はありません | 繁盛店をつくる人材育成の方法

面接でいい人材を簡単に見分ける方法はありません

こんにちは、小さなお店専門の経営コンサルタントの菅(すが)です。

昨日ある方から、こんなご相談をいただきました。

───

先日採用したスタッフなんですけど、研修を始めたら面接のときと違うんですよ。

まず、返事をきちんとしないんですよ。

それはお客様に接客した時にまずいので注意したんです。

ただ、そうやって、こちらが問題点を指摘すると言い訳ばかりで、自分のやっていることを変えようとしないんですね。

───

ああ、なるほど。

確かに面接ではきちんと丁寧な受け答えもできた。
話すことも、とてもしっかりしていて信頼できそうだった。

それなのに・・・、

いざ、研修に入ってみると全然違う。

態度も仕事に対する取り組み方も、期待外れ。

いったい面接のときのアレは何だったの!?

実は、そんなケースというのは珍しいことではありません。
この仕事をしていると、毎年必ずと言っていいほどそんな話を耳にします。

やっとのことで採用した新人がそんな状態だとしたら、それはかなりのストレスですよね?
確かに何とかして解決したいと思う気持ちはよくわかります。

でもね、

面接のときに、活躍できる人かどうか見分けるにはどうしたらいいのでしょう?

もし、私がそんなご相談を受けたとしたら、ほぼ間違いなくこう答えます。

いや、それはあきらめた方がいいですよ。

そうなんです。
私は、小さなお店の経営者さんなら、

面接でいい人だけを採用しようとするのは止めた方がいい

そう思ってるんですよ。

こういうと、ちょっと無責任に聞こえるかもしれません。
でもね、

面接のノウハウで良い人を見分けられるようになる

そんなことを考えるのはハッキリ言って時間の無駄ですよ。

だって、試せる回数も生かせる回数も極端に少ないですから。

ちょっと冷静に考えてみてください。

過去5年間であなたは何回採用の面接をしましたか?

多分、どれだけ多めに見積もっても100回は超えないでしょ?
せいぜい2.3回~30回程度ではないでしょうか?

それって、要するに、

160km/hの剛速球を30球以内に打てるようになる

そんなことと大して変わりません。

普通、それはかなり無謀な挑戦だと思うでしょ?

しかも、あなたは採用のプロを目指しているわけではないわけですから、プロ野球選手でもないわけです。

つまり、それでヒットを打てるようになったとしても、せいぜい飲み会で自慢できる程度の意味しかない。

あなたが、面接だけで人材を見極めようとするのはそれと同じです。
だから、いい人を採用したいのなら、

採用後にスムーズに辞めてもらえる仕組みを作る

こちらを考えた方がよほど効果があります。

面接では、見えない部分があってあたり前。
だから、うちのお店に合わない人はそれに気づいた時にスムーズに辞めてもらえばいい。

そんな考え方ですね。

具体的な方法に関しては、また機会があれば説明しますが、

採用するときにはスムーズに辞めてもらう方法も考えておく

それは覚えておくといいと思いますよ。


それでは、また。
今日も最後までお付き合いありがとう。


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