イギリスでテロが連続しているも、この時期の各地のイベントはキャンセルされる事なく開催されている。滅多に有名人が来る事も、コンサートやライブが開催される事も無いカーライルであるが、この夏だけは人気グループが野外ライブをしにやってくるとあって、娘の学校の子供と保護者の多くは既にチケットを購入している。私も誘われたのであるが、グループの女の子達の歌詞の内容とダンスが6歳児の娘にはそぐわないと私達夫婦は判断し、行かない事にした。
先日のマンチェスターのテロは、今後コンサートやライブに行く人にとってはかなりの恐怖になると思うから、キャンセルになるのかと思っていたが、ならなかったし、行く予定のママ友らに聞いても、「まさかカーライルに?無い無い!」と笑う。
私なら行くことを躊躇してしまいそうであるが、これは私が日本領事館から頻繁に来るテロに関する注意喚起のメールを読んでいる事により、過敏になり過ぎているのであろうか?それとも、私らに限って…と言う対岸の火感覚なのだろうか。キャンセルすればテロリストの思う壺、負けない精神が大事なのだと、あるママ友が言った。
人が集まるイベントに必要がない限り行かないのが好ましいとは、あくまで正論でありながらも、人はまさか自分に起こるまいと、信じてしまうのだろうか。
本社から、テロに遭遇したら、逃げろ隠れろ電話しろ!と言う通達が来た。わざわざ言われんでも、そうするやろ!と小さくツッコむ私も、自分には無関係だと思っているのかも知れない。