義母が財布を無くした・・というか落としたと言うのか・・。
その日、義母はうちの娘を連れ、牛乳とパンを村の万事屋に買いに行った。
牛乳とパンの入った袋は車の中に放り込み、義母は娘のシートベルトを締め、自分も運転席に座り、そのまま走行。

自宅に戻り、財布が無い事に気が付いた。
そのまま店まで引き返したが、財布は見つかっていない。

義母は駐車場で自分の手から落ちたと思い込んでいるから、自分が車を止めていた駐車場とお店しか探していない。
お店の方も協力してくれたが、その周辺にも落ちてはいなかった。

私が夕方、再び子供を連れてお店周辺から捜索開始。
その時、娘が言った。
「今日、お婆ちゃんは私を車に乗せる前、財布を車の屋根に置いてん。そして、そのまま走ったから、風が財布を持って行ってしまったんやね」と言った。
え??屋根??

娘に「お婆ちゃん、財布を屋根に置いたん?」と聞き返した。
娘「そうや。ここに置いておこう・・って言いながら車の屋根に置いてん」と言う。

そこから、何度聞いても同じ話をする。
私は「お婆ちゃん、ここからどっちの方向に向かって、お家に帰った?」と聞いてみた。
娘は「あっち」と答える。

車に子供を乗せ、義母が使ったであろう道をゆっくり走行しながら義母宅まで走った。
義母に挨拶はせず、再びUターンしてお店までの道のりを車で走った。
やはり無い。

草むらに落ちてはいないだろうか・・・
今度はバギーに子供を乗せて歩いてみた。
がしかし、義母宅まで歩くと、片道軽く2時間半はかかるから、出来る範囲内で歩いてみるも、やはり無い。

ビックリしたのは、義母がすぐに警察に電話をしたときの事。
電話対応した警官が「1980年代から、カーライルの警察は紛失物に関与しない方針になっています。落とすも拾うも個人の責任。こちらは対応できません。落としたのは自分の責任ですし、紛失も自分の責任。もし他人の物を拾った場合も、自分で相手に連絡して下さい」と言われた。

そういう方針て・・・そんな町に住んでるんやな、私・・と、ちょっと耳鳴りがした。

財布の中には現金5万ほどが入っており、免許証もあった。
24時間以上経過しているが、まだ見つかっていない。

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