私が暮らす家の周囲は、とにかく牧場。
行っても行っても牧場、果てしなく牧場なのである。
その合間に家が点在する。

娘のアスレチック教室に遅れそうになったため、車をぶっとばして走っていたが、目の前にメチャメチャ大きいトラックが横道から入って来て、私の車の前に着いた。
ノロノロ走るその巨大トラックの荷台には、もう完全に違反やん!!限度超えてるやん!!と人目で分かる牛糞がワラと混ぜられ山盛りになって積まれてある。

車内は窓を閉めていても呼吸困難に陥る寸前状態。
娘は「何や!この臭い!!」と連呼。

1本の田舎道で追い越せない上、そのトラックが積荷の重さで左右に揺れ、その度に牛糞が左右に落ちるため、道路は糞まみれ。
それゆえ、追い越した瞬間に牛糞が自分の車の屋根にドサ!っと落ちる可能性を想像すると、もう遅刻でエエやん・・と諦めるしかない。

私の後ろに白のベンツがベタ付け(関西弁だろうか・・早よ行かんかい!!を意味する圧力行為)で走っている。
多分、急いでいるのかイライラしてんのか・・
私に「早よ行けコラー!!」をアピールする。
行けへんわ!ボケ!
誰が行くかー!!

ほなオッサン、自分が追い越して行けよ!!
と思って数分、もうタマランようになったのか、オッサンは後ろからブーン!!ブーン!!と轟音を立てて、私の車を横切った。

ベンツがトラックを追い越し始めたが、トラックのオッサンも行かせたくなかったのか、急にトラックがベンツに寄って来た。
当然、ベンツのオッサンは「危ない!!」と思たのか、無理やりにトラックと私の車の間に逃げ込んだ。

「危ないやんけー!!」と伝えたいから、私クラクション鳴らしまくり。
ベンツのオッサン、中から中指立てて来る。

今度はベンツ、トラックにあおりはじめた。
それが牛糞トラックのオッサンの勘に障ったのであろう。
急ブレーキを踏み、指示器も出さずにトラックは左折した。
その勢いで、ドロドロと牛糞が後ろに垂れ流し状態となった。

白ベンツのボンネットから屋根まで、牛糞まみれ。
白ベンツはトラックに向かってクラクションを鳴らすが、知らん顔で去って行くトラック。
路肩もないから、ベンツも走り続けるしかない。

後ろから距離を置いてみていると、オッサンは窓に乗っているドロドロ牛糞を、ワイパーで必死に取っているが、余計に糞が散らばり、窓はえらい事になっていた。
距離を保って走っててあの臭いレベルである。
オッサンの車内は、どないな事になってんのか・・

アホやな・・オッサン。
せやから、私は追い越しせんと距離を保って走ってたんやがな・・
アレ洗車しても、隙間に入って取れへんのとちゃうやろか・・

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