新聞を読んでいたら、また今年もこの記事を目にした。
それは、13歳の少年が肥満で食べ過ぎる事を止められない事から、胃のバイパス手術を受けたという内容の記事である。
去年は12歳だったはずである。

去年、イギリスで胃のバイパス手術を受けた患者は、8200人だったそうである。その中には、12歳の児童も含まれるから驚く。
しかも、この手術は全て国民の税金から負担される。

記事を読むと、この少年はとにかく動くのが嫌いであったそうである。
今もスポーツはしないそうであるが、「もう胃が小さくなったので、無理に動く必要もないし嬉しい」と語っていた。

成功率の高い手術であるが、気軽さが浸透しているのか、毎年、この手術を受ける患者数が増えているという。

うちの旦那は小学校に勤めるが、毎日おかずだけのお弁当を持って行く。
米とパンは太るので、外食した時以外は食べない。
健康志向の職員は、サラダや自前の弁当を持参するが、ほとんどの教職員は子供達に支給される給食を食べている。

内容は揚げたソーセージ、フライドポテト、アイスクリーム、ゼリー、スポンジケーキにカスタードクリームをかけたもの、茹でた人参とグリーンピースである。
これが、1プレートに乗ってくる。
この食事内容もあってか、学校の3割の子供が肥満と診断、職員はほとんどが肥満である。

政府は数年前から、給食の健康化を計ってはいるものの、うちの旦那が勤める小学校のように、90%以上の親が給食費を断固として払わない学校の場合、政府からもらえる給食援助金が、一般公立学校に比べて遥かに安い。
そのため、質の良いソーセージや肉、野菜は到底買えない。

そうなると、格安の脂肪分がほとんどのソーセージを揚げて出す、業務用の冷凍ポテトを揚げて出す・・そうするしかないのである。

子供たちの為に良い食事を!!と一部の親が立ち上がっても、90%以上の親に支払う気がない。
肥満になれば、政府のお金で手術を受けたら良い。
そういう考えは、これからも継続されるのであろう。

この手術に対する年齢対象は、今後もグウタラ子供と親を増やす事であろう。

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