今年の夏は、日本に帰国しないせいもあってか、6月ごろからホームシックにかかってしまった。
特に今年は、職場で人種差別的なことに直面したことも多かったから、特にそう思ったのかも知れない。

誕生日の週末、日本レストランで、鉄板焼きを食べたが、だからとて、日本の家族や友人と会ったのとは、ワケが違う。

週明け、職場に戻ると「どう過ごした?」「何した?」「何をもらった?」「何処に行った?」(外人は、週末や休みをどう過ごしたかを、やたらと聞く文化がある)などと、質問攻めにあった。

「日本食を食べに行った」と言うと、「へ~じゃあ、もう日本に帰らなくても、ここに永住できるじゃない」と軽く言えてしまうオバハン。

ここから2時間も離れた場所にある、鉄板焼きの店1件ごときで、ホームシックが無になると思う、この考え方が、また私を無口にさせるのである。