2014年度第1回短歌実作講座(日本現代詩歌文学館) | フォト短歌Amebaブログ

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昨日、今年第1回目の、篠弘(日本現代詩歌文学館)館長による短歌実作講座を受講しに北上市を訪れた。
例年、9月・10月・11月の3ヶ月の間、月に一度開催され、近年第一線で活躍する歌人の作品に触れ、その作風などを勉強する。
今回は高野公彦さんの「玄水」
その中の一首、「十トンの恐竜もゐしこの星に四十八キロの妻生きて死す」
意外感のある場の設定や、具体的な体重の導入による新鮮さなど、篠館長が高く評価する一首だったが、その時はピンとこなかった。
しかしながら事務所に戻ってじっくりと読んでみると、高評価の意味が分かるような気がする。(余談)

また、受講者が前もって提出する作品(2首)に対し、篠館長自らの添削に加え、作品の問題点などを鋭く指摘してくださる実作講義だが、受付開始後直ぐに満員御礼となる人気の講座だ。
年々受講希望者も増え、遠くは関東方面からの受講者もいるようだ。
私が初めて受講したのは2010年。それ以来毎年欠かさず受講させて頂いている。詠歌上達云々は推して知るべしだが、私自身としては、非常に勉強になっていると実感している。ただ如何せん、センスの無さは否定しがたく、受講の成果が自作の歌に出てこないのが悲しい。

しかしながら決して諦めることなく、日々精進あるのみ。
多少なりとも進歩のある詠歌を目指し、じっくりと貪欲に努めていきたい。

今回の投稿歌(元歌)
・みあぐれば鏡越しにて輝ける頭皮になじむ螢光ランプ
・無人機の冷たきレーダー人をみず山海ロボ は人に寄り添う
全般的に言葉が多過ぎる事を指摘された。
言葉を減らしてゆったりと詠むように心掛けたい。といってもそれがなかなか難しいのである……。


フォト短歌「黄金」