今、ヒルクライムを取り巻く状況がおもしろすぎる
ちょっとまとめてみました
Hilcrhyme…
MC TOCとDJ KATSUによる二人組
日本レコード大賞 新人賞受賞
シングル「春夏秋冬」がオリコンデイリー1位
アルバム「リサイタル」がオリコンウィークリー2位を記録
もしかしたら2010年一番売れた日本語ラップアルバムに十分なりえる数字である
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのヒルクライムが
現在ヒップホップ方面から叩かれている
まずリスナー側からラップがKREVAに似ているとの批判が上がった
本人はKREVAからの影響を公言しているらしいのでしょうがない事だとは思うが
何よりヒップホップはオリジナルである事を非常に重視する傾向があるため格好の餌食となってしまった
その後同業者からの批判
ZEEBRAとDABOがtwitterにてヒルクライムがKREVAに似ていると指摘したのだ
DABOのつぶやき
"さっきテレビ見てたらクレバそっくりの歌い方&衣装&動きの
ニューカマーのビデオ流れててキモかった
ジブラとkj状態
クレちゃんに教えたいなあ
つーかもう知ってそう"
ZEEBRAのつぶやきはここの下らへんにあります
その件以降、同業者からも叩かれていると認識したリスナーはより一層叩き始める
パクリだ、セルアウトだと
多分グリーンとかファンキーモンキーとかの流れからヒルクライム好きになった人はこんな事があった事すら知らないんだろうなあ…
一般層からアングラ好きなヒップホップファンまで注目している中、
1/13アルバム「リサイタル」発売
なんとその中で現在の状況について彼らからのアンサーが返ってきている!
完全にポップフィールドで活躍してるアーティストだがやはりヒップホップである事を捨てられなかったのか!
外野のヤジは聞くにほとんど値しないって感じでシカトしとけばいいのに!(笑
"奏でよう 俺達だけのアンサンブル
尻目に見る周りの反感を"
"Let's CHILD PLAY この遊びは終わらない永遠に
こっち来れるならば さぁ この指止まれ"
"誰が俺を笑っても俺は俺を絶対笑わない
理解が出来ないからってその小さな物差しで測られちゃたまらない"
"ああもうどいつもこいつも相手なんないぜ
大してつまんないね 追いついてみな"
全然セルアウトしてないじゃないか!(笑
楽しすぎる!
こんなアンサー待ってました(☆o☆)
とまあ現状はこんな感じです
・個人的な意見
ヒルクライムを最初に知ったのが「らいおんハートRap」
(この曲自体イブRapの発想をパクったのものだと思うけど…)
この曲が意外と気に入っててヒルクライムが売れたときは少し嬉しくもありました
ストリングスを多用するビートはヒップホップ本来のドラムのワンループとは違うかもしれないけど
一般層へアピールできるレベルのヒップホップを作る上ではしょうがないのかなと
MC TOCのラップはKREVAとLITTLEのフローからの影響を感じるけれど
歌うようなフローは悪くないし、サビに必ず入れてくるキャッチーなメロディは好きです
彼なりにアンサーを出しかつ一般層へのアピールを忘れていない所は評価出来ると思います
彼らが曲で返したのだから
叩いてる連中もつぶやくんじゃなくて曲で返して欲しい
誰かみたいにビーフは日本にはまだ早いなんて寒い事は言わないと思うし
きっとそれに対するアンサーも返すはずだ
ん~、この先の展開に期待です