『小倉充子さんの浴衣展』に行く | あしたまにゃーな

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飲むわ潰れるわ食うわ走るわ登るわ浸かるわ読むわ観るわで、

なんだかてんやわんやな日記です☆

銭湯でほっこりした後は、遅めのランチへ。

体重計に乗ったら、45.45kgとなかなかいいカンジだったし、

どうせ家に帰ればワインを飲んじまうので、

ここはひとつ軽めにしとかないと☆

ということで、南青山の『AVEDA』のPURE CAFEへ。


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野菜たっぷり、まさに私にぴったりのランチでした。


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スープの向こう側になって見えないのですが、ディップも2つついてます。

うち1つが、水きりした豆腐を崩して

ドライハーブを加え、塩・胡椒をして、

オリーブオイルをほんの少し垂らしたもの。

そうだ、豆腐ってこんな食べ方もあったな、と頭にメモメモ。

もう1つ、春のカブの美味しさを忘れてました。

柔らかいから、シンプルなサラダ仕立てもいいもんです。

これも作らなくっちゃ☆

ランチですっかりパワーを回復したので、

行きたかった個展へ足を伸ばしてみることに。

駒沢大学の『イオグラフィック』で16日まで開かれている

江戸型染作家・小倉充子さんの個展で

その名も『小倉充子さんの浴衣展』です。

このギャラリーは、大橋歩さんが運営しているそうで、

ご自身で企画・編集されている雑誌『アルネ』でも、

小倉さんの作品を紹介されていました。

今回の個展の模様は、

『ほぼ日刊イトイ新聞』でも紹介されています↓

http://www.1101.com/oguramitsuko/2009-05-08.html



ギャラリーには、浴衣が10点ほどと、

手拭い、そして鼻緒が展示されていました。

作品の写真を撮るのは失礼なので、ハガキで雰囲気だけでも↓

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たとえば、箸でそばを手繰る様子が染め抜かれていたりと、

江戸の風俗を独自の視点で構成しなおしてモチーフにした作品が多く、

色遣いも非常にセンスが良く、粋なものばかり。

会場にいらした小倉さんをお見かけしたので、

失礼とは思いましたが、1枚撮らせて頂きました。

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お召しになられている着物は、

歌舞伎をモチーフにご自身で染められたそうで、

これまた見たことのない素敵なもの。

こんな着物が自分で作れたら、どんなに楽しいことか☆

そして会場の隅には、

小倉さんの作られた鼻緒を、下駄にすげている職人さんが。


実はこちら、小倉さんのお父様☆

小倉さんのご実家は神田神保町で3代続く『大和屋履物店』で、

お店では、小倉さんが作られた鼻緒を、

職人のお父様がすげておられるとか。

父娘の幸せなコラボレーションですね。

http://www.ntv.co.jp/burari/070310/info06.html


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小倉さんの作品にも目を奪われましたが、

私はお父様の手仕事の様子が興味深く、

じーっと見入ってしまいました。

紺色の前掛けにぴったり合うシャツも渋くて素敵なんだけど、

お手製と思われる年季の入った道具箱から、

これまた使い込んだ金槌類を取り出しては、

確かな手つきで黙々と作業を進める姿は、まさに“職人”。

思い定めたところにぐっと力を込めて

一気呵成に鼻緒を通す穴を開けたり、
満身の力で鼻緒をぎりぎりと締め上げる様子を見ていると、

なんだか惚れ惚れしてしまいます。

そんなお父様のそばには、

私以上にその様子を熱心に見守るイケメンくんが☆


黒のコートにこげ茶のデザートブーツ、

細身のパンツに、カリマーの黒いリュックを背負った

永井大くんばりの彼は、一体何者???

奇しくも同じカリマーのリュックを背負った私、

そっちにも興味津々でしたが、ついに正体わからず(笑)。

でも、また1人、素敵な作家さんに出会えたのでよしとしましょう☆