ちょっと変わった子の母達へ② | 育児で育自

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2007年9月生まれの長男(軽度知的障害)&2010年6月生まれの次男(CHARGE症候群)の兄弟愛や育児&育児を通しての育「自」日記。

先日、「Special Mother」という詩を紹介させていただきましたが( クリック )、


もう一つ、素敵な詩と出会ったので涙



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Welcome To Holland/オランダへ、ようこそ
by Emily Perl Kingsley



私はよく、障害を持つ子供を育てるって、
どんな感じか聞かれることがあります。

障害児を育てる、という
ユニークな体験をしたことがない人が
理解して、想像出来るように
こんな話をします。


 出産の準備をするというのは、
すてきな旅行の計画をすることに似ています。

例えば、イタリアへの旅。


旅行ガイドをどっさり買い込み、
現地での行動を計画します。

ローマのコロシアム、
ミケランジェロのダビデ像、
ベニスのゴンドラ。

簡単なイタリア語を覚えるかも知れません。

とても、わくわくします。

 そして、何ヶ月も待ちに待ったその日が
いよいよやってきます。

あなたはカバンを持って、
いよいよ出発です。


数時間後、
あなたを乗せた飛行機が着陸します。

スチュワーデスがやって来て、言います、
「オランダへようこそ」と。
「オランダですって?」とあなたは驚きます。


「オランダってどういうこと?
私はイタリアへ行くはずだったのよ!
ずっと前からの夢だったのに!」

しかし、飛行計画が変更になり、
オランダへ着陸したのです。


あなたはそこに留まらなければなりません。

ここで考えて欲しいのは、
あなたは不快で汚くて、
伝染病、飢饉や、病に侵された
ひどい場所に連れてこられたのではないと言うことです。
ただ、ちょっと違う場所なのです。

ですから、新しい旅行ガイドを買わなければなりません。

そして、全く違う言葉を覚えなければなりません。
また、今まで会ったことのない人々に
出会うことになります。

 
 ちょっと違う場所へ来ただけなのです。

イタリアに比べて、
時の流れがゆっくりで、
イタリアのような華やかさもありません。

でもしばらくここにいて、
深く息を吸いこんで、
周りをみわたすと…

オランダには
風車があることに気がつきます…
チューリップも。

オランダにはレンブラントの絵もあります。

 
あなたの知人たちは、
イタリアへ行ったり来たりして、
とても楽しい時間を過ごしたと自慢します。

そして、あなたは残りの人生、こう言い続けるでしょう、
「私もイタリアへ行くはずだったの。
そのつもりだったの。」


イタリアへ行けなかった痛みは、
決して癒えることはないでしょう。

失った夢はあまりにも大きすぎるのです。

 しかし、いつまでもイタリアに行けなかったことを悔やんでいると、
オランダのすばらしさや、美しさを楽しむことは出来ないでしょう。



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※原文は英語で、他の方の訳もあったのですが、
ところどころ私なりに訳した部分があります(ジェン)

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