最近とっても暑いですね
梅雨が明けたかのような天気です
さて、来週7月19日には、竹元正美氏をゲストに
第3回「運営委員を囲んでの昼食会」を開催いたしますが、
その前に…
先日行われました第2回目のレポートを掲載したいと思います
以下、「運営委員との食事会」担当幹事・寺山さんの
レポートです
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本年度2回目の「運営委員を囲んでの昼食会」は6月18日におこなわれました。
今回はピムコ・ジャパンリミテッド取締役社長であり、
ファイナンス稲門会の運営委員と代表幹事を兼務
されている高野 真さんにお越し頂きました
参加者は抽選で選ばれたファイナンス稲門会員3名、ファイナンス研究科学生2名でした。
毎回一定の少人数で運営委員と気さくに話し合えるという、まさにファイナンス稲門会ならではの企画でした。
昼食会は、まず、高野さんのご自身のキャリアについてのお話しからスタートしました
高野さんは、早稲田大学大学院理工学研究科を卒業され、大和証券に入社されました。
理系であるがゆえのアイデンティティを発揮したい、
また、グローバルな仕事がしたいとの思いから、アナリストを志してのご選択だったそうです。
その後、アナリストとして実績を積まれ、
ビッグバン元年の97年にはゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントに転じ、
2001年にピムコ・ジャパンリミテッドに入社されました。
高野さんご自身はピムコの20人のパートナーの一人であり、
また、グローバル・ボードメンバーの一人であり、
まさに外資系金融機関で目覚しい成功を収めた数少ない日本人の一人と言えます
「夢は何ですかとよく聞かれるけれど、夢に向かって進んできたと言うよりは、
日々の中でベストな選択をしてきて、ふと振り返ったらここまで登ってきていた。
Opportunity(機会)そのものはそこら中に存在
しており、その機会を活かすには、
その時々の決断において、さらにより良い機会を求めての選択をしなくてはならない。」
最も尊敬されているCEOとして、
エコノミストとしても評価の高い、自社のモハメド・エラリアン氏とトレーダーでもあるビル・グロス氏を挙げられ、
そのお人柄と興味深いトピックスをお話し頂きました。
以下で簡単に当日のその他の内容(公開できる部分のみですが)をお知らせ致します。
現在の金融・経済情勢に関して、有名な“レモン・セオリー”を用いて、
ヨーロッパ経済危機下での投資家のリスク回避的行動
ソニーの時価総額過小評価
SPCやデリバティブへの社会的批判
といった、現代社会における問題点に関してお話しをいただきました。
また、今の日本の状況に関して、
円高の背景
競争力低下の背景
日本のポテンシャルと問題点
などについて高野さんの分析をお教えいただきました。
企業の社会貢献に関しては、投資家からのお金を寄付という形で使うのは好ましいことではなく、付加価値を上げ(=収益を上げ)、ビジネスで貢献することが大事だと指摘されていました。
また、個人の社会貢献については、成功者はネットワーク、社会的影響力、お金を社会の為に使うのが大事とのお考えから、実際に学校や人権保護などで貢献をされており、素晴らしいことだと感じました。
金融業界で働く上で大切な事として、
思考(ポジティブかネガティブか)
タフさ(メンタル及びフィジカルにおいて)
健康
を挙げられました。特にタフさは一番重要だと考えておられるようです。
和気藹々とした雰囲気のなか、参加者からはこの他にも様々な質問やご意見が出されました。
予定時間をかなりオーバーしたのですが、一つ一つ丁寧にお答えくださいました。運営委員との食事会ならではのオフレコ的な内容もあり、参加者からはとてもためになった、また是非参加したいとの感想を頂きました。
高野さん、本日は大変有難うございました
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第3回目昼食会も、〆切間近(7月12日〆切)です><
皆様からのご応募をお待ちしております
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※「運営委員を囲んでの昼食会」は、
ファイナンス稲門会会員及びファイナンス研究科在籍の学生
対象のイベントとなっております。
非会員でこういったイベントにご興味がある方は、
こちら
をご覧になった上で、ファイナンス稲門会へご入会くださいm(_ _ )m
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