2013年6月8・9日 ギンリョウソウ咲く氷ノ山
―1日目―
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鳥取県と兵庫県の境目にそびえる氷ノ山。
冬は文字通り「氷の山」でして、スキーなど盛んにおこなわれておりますが
夏はアルプス感満載の、ステキなお山なのです。
東尾根登山口から出発。
トキワハゼ
初春の新芽は「ウサギの耳」と呼ばれ、秋には赤い茎の先に赤黒い実をつけます。
フタリシズカ。本当は花茎は2本ありますが、この子は1本しかないです。
東尾根避難小屋。かわいい。
東尾根のプロムナード(と勝手に呼んでいる)。初夏は茂ってるなあ。
茂ってない様子
ドウダンツツジ。何度も来てるけど、やっと見ることができました。
生まれて初めて生のギンリョウソウ見ました。
西日本にもあるんですねえ。アルプスにしかないのかと思ってました。
葉緑素がないためこんなに真っ白。不思議で、どこか神秘的な姿で、健気でかわいらしい。
湿り気のある腐生地に生息しているそう。
標高が高いので短く、ずんどうで、ひん曲がったりしています。
ユキザサ
ああ、しんどい。もうちょっとで頂上だけど、ササが生い茂って視界も悪いこの辺りは
いちばん精神的にやられます。
6/9
今日もがんばるぞ。
ツボスミレ
足が遅いので、私一人、先に出発。
早朝の氷ノ山越え周辺はクマが出るそうなので、戦々恐々。
その為、かどうかわかりませんが2度の転倒。
1度目は、背丈ほどの高さの登山道をよじ登ろうとしたとき
目の前の木の根にリスのフンがあり、そこにたかっていたハエが
一斉に私に向かって飛んできたのです。
虫には慣れてきた私もこれにはビックリ。
驚いた拍子にバランスを崩し、思わず右手のストックを地面に突くと
全体重プラス20kgのザックの荷重が肩に掛かってしまい、肩の筋を痛めてしまいました。
倒れたのが山側だったから良かったものの、反対側は崖。
滑落もあり得る状況だったかもしれない・・・本当に気を付けないと。
チゴユリ
ブナの原生林。新緑のブナの幹や葉がきれいです。
つづく