■【特別企画】彼はいつ、結婚しようと決めるのでしょう? | 東京渋谷【夫婦のためのカウンセリングルーム】10年後も幸せな夫婦であるためのカップルカウンセリング&コーチング

東京渋谷【夫婦のためのカウンセリングルーム】10年後も幸せな夫婦であるためのカップルカウンセリング&コーチング

東京・渋谷で夫婦のためのカップルカウンセリングを行う【Life Design Labo】安東秀海のオフィシャルブログです。心理学とカウンセリング&コーチングのメソッドで、10年後も幸せな夫婦関係の「見つけかた」「作りかた」「育てかた」について発信しています。


こんにちは。

Life Design Laboの安東です。



4月22日開催の根本裕幸さんとのコラボセミナー、

「男のホントのホンネ講座~自立系女子が恋愛と結婚で成功するために知っておきたいルール」

と連動する企画として、

参加者のみなさんから寄せられたご質問に

ふたりのカウンセラーがそれぞれお答えしています。




前回は、こんなご質問にお答えしました。


彼氏に「2年は結婚を考えられない」と言われた私ができることは何でしょう?⇒★

根本さんの回答はこちら。
いつも障害のある人を好きになってしまいます。私にできることは何でしょう?⇒★


おなじ質問でも、切り口や視点が違うのは面白いですね~


「やっぱりそうきたか!」とか、「そんな見方もあるのかー」と、とても勉強になります。



ということで、


特別企画の第二弾、今回はこちらのご質問にふたりでお答えします!



***

男性がこの人と結婚しようと決める時はどんな時?

彼がお給料が安いのを気にしているみたい。
でもなかなか上がらないのが現実で、ということは永遠に結婚できないのでしょうか?

やっぱりプロポーズは男性からしたいもの?

(Iさん)

***



前回に続いて「なかなか結婚に踏み切らない男性」がテーマ。

「給料があがるまでは。。」と、

「結婚」を前に男性が考える責任とプレッシャーについては、

前回書いたので、

今回は「どんな時に男性は結婚を決めるのか?」について考えてみようと思います。



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「結婚したいね」
って彼に言ってみた。



これってアリ?それともナシ?

率直に言って、僕の見解は「アリ」です。

プロポーズのタイミングは自分で計りたい、そんな男性が多いのは確かでしょう。

でも、

だからと言って彼女からこんな風に言われて「嫌な気分になる」ことはあんまりありません。

「あんまり」ということは、多少はあるの?

とツッコミが入りそうですが、

そう、勇気を出して口にした言葉に意味が無い、

いやむしろマイナス効果を及ぼすことも無いわけではありません。

ここで大切なのは、タイミング。



たとえ、同じセリフであっても、

それを投じる時期とタイミングによってはネガティブな印象を与え、

二人の関係に重大なダメージを及ぼす、爆弾になってしまうことだってありえます。


「ずっと一緒にいようね」

「あなたのいない未来なんて想像できない」



このセリフを聞いて、どんな感じがしますか?


なんともラブラブじゃないの、と思った人

ちょっと重いんじゃない?と感じる人

いやいや、これはヘビーでしょって、人もあるかもしれません。


言葉って、それまでのプロセスやそれを交わす人たちの関係性によって

意味合いが全然ちがってくるものですよね。


「ずっと一緒にいようね」

例えばこの言葉が、情熱的なキスを交わした後にこぼれたなら、

もう何も言うことはありませんね。



でも、もしもですよ、

それが初めて会った相手から言われたとしたら、ちょっと困ってしまう。



「ずっと君を見てきた」

こんなセリフだって、永く時間を過ごしてきた相手から言われたならホロっときちゃうけど、

そのメッセージが唐突に郵便ポストに投函されていたら、

もうそれはホラーの世界でしょ?



私たちが使う言葉やメッセージというのは、

それを裏付ける関係性と適切なタイミングがあってこそ相手に届くのであって、


関係性のないところ、タイミングの外れたところで投げられたメッセージというのは、

意味を成さないばかりか、時にマイナスに働いてしまいます。


なので、


結婚する?って聞いちゃうのも、

私たちこれからどうなるの?って問いも、

結婚しようよ、ってメッセージも、


言うか言わないか、よりも、


それが効果的なタイミングであるか?ということと、

伝わる関係性を築いているか?が大切。



そして、

女性からのアプローチにネガティブな反応を示す男性が多いとすれば、

それはきっとアプローチのタイミングが良くないか、

二人の関係性にどこか見直すべきポイントがあるのではないかと思うのです。


どうすれば、彼をネガティブな気分にさせずに、結婚を意識させることができるのか?


恋愛を語る上で、

欠かせないバロメーターのひとつに「熱量」と「親密感」があると思うのですが、

ここで押さえておきたいのが、そのバランスです。




恋愛の初期、ドキドキしたり、ずっと一緒にいたいと感じたり。

そんな強い衝動を測るのが「ときめきの熱量」です。


熱量の高さは、相手を思う気持ちの強さにも連動していて、

それは恋焦がれるような、情熱的な恋愛の原動力になります。



いっぽう、

「親密感」というのは、必ずしも情熱的な衝動を伴うとは限りません。


強く惹かれ合うというよりはもう少し穏やかで、

焦がれる感じよりも安心感とか穏やかさを伴う場合が多いのではないかと思います。




熱しやすく冷めやすい、「熱量」が時間の経過や様々な要因によって変動するのに対し、

「親密感」は一定の時間を経て育まれていくもので、あまり変動が大きくありません。




恋愛・パートナーシップの関係性というのは、この「ときめきの熱量」と

「親密感」の掛け合わせによって大きく4つのステイタスに分類されると考えています。



つまり、


高い「熱量」×高い「親密感」
超ラブラブな関係


高い「熱量」×低い「親密感」
仮初めのロマンス


低い「熱量」×高い「親密感」
家族・同志のようなパートナーシップ


低い「熱量」×低い「親密感」
ドライな関係



という具合。


彼がどのステイタスにいる時に、

「結婚」の話題を出すのが良いか?

といえばもちろん「高い『熱量』×高い『高い親密感』」のステイタスなわけですが、

もしいま、ふたりが超ラブラブな関係を築くことができたなら、

あなたがアプローチするまでもなく、彼が結婚を考え始めるのは時間の問題です。



考えるべきは、


高い「熱量」×低い「親密感」


低い「熱量」×高い「親密感」


低い「熱量」
×低い「親密感」



のステイタスにいる彼の、「熱量」と「親密感」をどうやって高めていくか?




ここで大切なのは、


それぞれ、彼のいるステイタスによって、とるべきアプローチが違う、ということです。



ステージ毎に見ていきましょう。


**


高い「熱量」×低い「親密感」にいる彼へのアプローチ

情熱的な恋愛のステイタスにいる彼は、

「楽しい」こと「ドキドキすること」に集中しすぎて、結婚や将来のことに考えが及ばない傾向にあります。


そんな彼を見ていると、不安になったりイライラしたりすることもあると思いますが、

まずは「親密感」を高めるアプローチが必要です。


このステイタスにいると、

親密感といえばセックスばかり、ということにもなりやすいので、

時には頻度を減らしてみたり、ただスキンシップするだけの日を作ってみても良いと思います。


たとえイライラしても、それをぶつけてしまうことだけは避けたいですね。

この頃の男性は「楽しい」こと、に囚われているので、責められたり、

怒られいると感じると途端に距離を作って離れようとしてしまう場合があります。



低い「熱量」×高い「親密感」にいる彼へのアプローチ

親密だけれどやや家族的な関係になっているカップルは少なくありません。

お付き合いが長くなるほど、あえてドキドキやときめきを求めたりもしなくなるのが普通です。


良くも悪くも「夫婦のような関係にある未婚カップル」になってはいないでしょうか?

そうなると、男性からすれば、あえて結婚する必要性を感じにくくなることもあります。

お互いに「結婚」の話題を持ち出すのは、今の関係性を壊してしまいそうで怖いというのもあるでしょう。

ここでは、「ときめきの熱量」を高めるアプローチが必要。

旅行に行ったり、仲の良い友達夫婦のお家を訪ねたり、普段と違う時間の過ごし方を考えます。

ちょっと荒療治ですが、

会う頻度を減らしてみたり、少し距離を取ってみる、というのも必要な場合があります。


「結婚しないなら別れる!」と、

いうちょっとドキリとするメッセージが唯一効果的なステイタスでもあります。


低い「熱量」×低い「親密感」にいる彼へのアプローチ

何を考えているのかわからない、どう接していいのか分からない。


彼女の立場からみたら、いちばん大変なこのステイタスは、超自立、と言われる男性がハマりやすいステージでもあります。


まず、ここで大切なのは、彼が冷たかったりそっけなかったりするのは、

決してあなたに魅力がないからではない
、ということです。


彼は彼の理由で、情熱や親密感を十分に感じられなくなっているのかもしれません。


そんな彼と付き合うのはとても大変ですから、

早々に手放して次に行く!というのももちろんアリなのですが、せっかくのご縁を大切に、ということであれば、


「なぜ彼はこんなにドライな世界に生きているのだろう?」


そんな視点で彼を見つめて、

彼を理解するチャレンジをしてみるといいかも。



貴重な時間を投資することになりますから、

期間を決めて、アプローチすることをお勧めします。


そんなちょっと厄介な相手ではありますが、このステージにいる彼は、

ひとたび親密感を感じたらとっても良い関係を築くことができる相手でもあります。



ちなみに、

「給料があがったら」とか、

「仕事が軌道に乗ったら」と、結婚を前に責任やプレッシャーを強く感じている彼がいるステイタスは?というと、


低い「熱量」×高い「親密感」


だったりします。


親密感は、信頼関係の強さにも比例するので、

あなたを信頼し、より関係を築きたいと考えるからこそ強く責任を感じているのかもしれません。

そんな彼には、もうひとつの荒療治、

「財布をひとつにする」提案が有効かも。

つまり、


あなたがひとりで頑張らなくても、

家計はふたりで成り立たせる。

ってスタイルの提案ですね。


これ、嫌がる男性もいるけれど、

プレッシャーの中に生きている彼なら、案外ホロっとくるかも。


一考の価値はあると思います。


**

付き合ってる彼が、いつ結婚を意識するのか?

結婚を望む女性にはとっても大きな関心ごとですね。


でも、


こうすれば大丈夫、という魔法の言葉や方法というのはないのです。

大切なのは、ふたりの間に「ときめきの熱量」と「親密感」を少しづつ積み上げて、

ずっと一緒にいたいと思わせる関係性を築くこと。


それぞれのステージにあわせて、

ちょっぴり地味に見えるアプローチを重ねていくのがいちばんの近道なのだと思います。


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ひとつの質問にふたりで答えるこちらの企画。


根本さんの記事はこちら
「やっぱりプロポーズは男からしたいもの?」



根本裕幸×安東秀海 「男のホントの本音講座」
~自立系女子が恋愛と結婚で知っておきたい大切ルール~

日時:2016年4月22日(金)19時~21時
会場:神楽坂・アイフィールド
料金:5,400円

お申し込みはこちらから⇒★