平和を願い続ける街、広島!
悲惨な戦争を忘れず、今に生かす態度、努力、願い、を形にしていて、感動を覚えたハンドマンの日記です。
昨日の夜中に広島へ到着し、そのままキャラバンで宿泊しました。明日行われる広島でのキャンペーンイベントの場所の下見や準備に取り組みます。
広島は思っていたよりも個性の強い街で、感じることが多かった。
いきなりですが、人って忘れる生き物ですよね。
自分の生活から、長期間かけ離れると、実感が伴わなくなる。そして忘れちゃう。
貧困問題も僕らの生活とはかけ離れた世界での事実であるから、実感が伴いにくいんだ。
戦争だって、月日がたてば、実感は薄れていってしまうものなのかもしれない。いや、きっとそうだろう。
そんな中、広島は現在の生活から「戦争」をかけ離れさせない工夫をし、生活の中に「平和を願う」ことを忘れさせない街造りとなっている。
観光名所ともなっている、被爆の跡地の原爆ドームをはじめ、平和祈念公園や資料館が街の中心地に存在する。随所に戦死者を弔った石碑がたてられている。病院の名前などにも「平和」という単語が使われていた。
そして、中心街のアーケード商店街では、
みんなの「しあわせ」ピースアート と題して、各小学校の生徒が平和を願って書いた絵と一行程度の願い事が書かれた大きな垂れ幕がつるしてあった。 枚数は十数枚におよびます。
目につかないわけがない。すばらしい企画であるとおもいます。
しかも文章だけではなく、「絵」という手段は感じるものが大きいです。一人一人が時間をかけて、平和を願い書いた絵ですから、一枚一枚重みがあります。
僕らも明日は、白い布にメッセージを書いてもらいに行くわけですが、普段の生活で、このように平和を意識できる環境にいる、この街のひとたちは貧困問題に対してどういうメッセージを残してくれるんだろうという思いで、明日会える人たちに出会うことが楽しみになります。
貧困問題の意識を高める運動やホワイトバンドの普及率はどれくらいなんだろう?
明日が楽しみです。