なぜ、このキャンペーンに賛同しているのか、考え直した。 | ホワイトバンドキャラバン -ほっとかない学生プロジェクト-

なぜ、このキャンペーンに賛同しているのか、考え直した。

答えのみつからない貧困問題を改めて考える。今日はハンドマンの独り言日記です。


地域でいろいろなひとの話や意見を聞いたり、応援されたりしていると、なにがしたくてキャラバンに乗ったのかを失いつつあり、人にも伝えられず、自分自身も不完全燃焼になってしまっていたので、初心にもどり、今までの経験もふまえ、考え直しました。


お金だけでは、もはや解決できない行き詰った貧困問題!


意識を高めることから改革を促すキャンペーン(ほっとけない世界のまずしさキャンペーン)に賛同し、僕らはホワイトバンドキャラバンという手段で、動きはじめました。 ただし、僕らは白い輪を販売することにかんして賛同しているわけではないです。 意識を高めるというコンセプトに関して、強烈に賛同しているのです!


ほっとけない世界のまずしさキャンペーンを知る前から、貧困問題があることはもちろん知っていました。


でも問題のスケールが大きすぎるし、いろんなシステムが複雑に入り組んで、自分というたった一人の小さい人間がなにかしたところで、なにも変わらない。変革を起こすのは無理だとあきらめていました。貧困問題については行動しても、もはや仕方のないことで、ある意味あきらめていました。


しかし、ほっとけない世界のまずしさキャンペーンの趣旨を見たとき、「コレはいい」っておもいました。


人間が大きく成長し、生きていくためには、ひとりひとりスゴイ労力を必要とします。それは子育てを経験された親が一番実感を持っているとおもいます。僕の場合は母親からよく言い聞かされました。僕は3人兄弟なのですが、親が自分の人生をかなり使って、3人を育ててくれました。


大変な時間と労力を使う保護を受けて、人はやっと満足に生きられるものだとおもいます。


物は満たされても幸せではないという現実は本当でしょう。日本人を初め、先進国の人々は実感することが多いとおもいます。そう、人が満足に幸せに生きられる大きい要素として、「人と接すること」「人から愛情を受けること」「人に認められ、尊敬しあうこと」etc...  こういったことが大切なんじゃないかと、僕はおもうわけです。


おそらくこういったことが大切で、こういうことを与えて成長させるために、大変な労力をかけるのだとおもいます。


そこで貧困問題についての解決方法として、資金援助であったり、衣服、材料を送りつけてオシマイという淡白な方法が多い気がします。(もちろん、愛情のあるサポートをされていた方は今までにもたくさんいらっしゃることは自覚しております。)


そこで、今回のキャンペーンは、これまでとはなんか違うぞっておもいました。


ひとりひとりが貧困を意識して、貧しい国の人々、ひとりひとりに目を向ける。友達になる。愛情を共有する。尊敬しあう。。。  そんな関係をどんどんふやそう。 そんなキャンペーンですよね?


政策や国同士の借金などといった、マクロな解決方法ではなく、ミクロな解決をどんどん増やして、マクロな影響力のある活動になるのではとおもっています。


マクロな視点だけでは、解決できないという考えを持つ人が増えて、このままではマズイという意識が世間の流れとして、あるようにおもえます。 この流れを絶やさず、大切にして、将来、爆発的な影響力のあるようにしていきたい。だから僕らは、なにかできることはないかと探して、影響力の生める、仲間を集めたくて、キャラバンという少々、非効率ではありますが、目につき、しかも、ひとりひとりと確実にガッチリ繋がれる手段を選んでいます。まさに一人一人に出会いにいきます。


憲法や政治家が「国民のための政治」と言っても、国民という単語がマクロな意味すぎて、誰も自分のことを国民と実感していない人々がほとんどであるように、マクロな言葉や政策は時に誰の心にも響かないものになってしまうのではないでしょうか?


ですから、ちいさなことからコツコツと作戦が一番の近道ではないかもしれませんが、「確実な道」になるとおもいました。 自分の力量からして、人間一人幸せにすることが、小さいことだとは到底おもえませんが、まずはそこからやっていくべきだと僕はおもうわけです。


ひとりひとりがひとりひとりに愛を!愛をもらった人は、愛を与え、どんどん愛を増やしていけば、世界はよくなると信じてやっています。



また、悩んだら書きます。 世間知らずな学生の遠吠えにしか聞こえないかもしれませんが、バイタリティでは最高基準でうごいていきたいとおもっています。