「安倍延命内閣」最新組閣情報 [週刊文春]
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投稿者 white 日時 2007 年 8 月 08 日 12:40:26: QYBiAyr6jr5Ac

□「安倍延命内閣」最新組閣情報 [週刊文春]

 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070808-01-0702.html  

2007年8月8日


「安倍延命内閣」最新組閣情報

参院選で国民から「全否定」されてしまった安倍総理。


失った信頼を回復するための第一歩となるのが、二十七日といわれる自民党役員・内閣改造人事だが、予想される面々は?

 まず、必要なのが「お友達の一掃」だというのは、政治部デスク。

「『ゼロから出直す』といっている以上、“お友達”の中川昭一政調会長、塩崎恭久官房長官、世耕弘成補佐官らは切らなくてはいけない。


さらに、井上義行秘書官もクビにして、清和会から仕事ができる人間を連れてきたほうがいい」

 そんな中、執行部入りが有力視されているのが、
「麻生太郎外相の幹事長就任。


さらに、“小沢一郎シフト”として、小沢元側近の二階俊博国対委員長が党三役入りすると見られている」(政治部キャップ)

 党三役に色気をみせているのが、いち早く安倍総理続投支持に動いた町村派会長の町村信孝元外相。だが、

「安倍総理が前回に引き続きアドバイスを請うであろう森喜朗元総理は、町村氏を認めていない。


七月三十一日の派閥総会で町村氏が『津島派は議席を減らしたが、うちは参院でも最大となった』と挨拶し、森氏は『カメラがいる前でそんなこと言うな』と怒鳴っていた。


森氏お気に入りの中川秀直幹事長が派閥に戻れば、町村氏の居場所はなくなってしまうから、必死でしょうが」(町村派議員)


「安倍批判組」が鍵

 内閣の要である官房長官には、こんな名前も。

「『お側に行くか、留任だろう』と漏らしている菅義偉総務相、参院選の応援要請が引きも切らなかった小池百合子防衛相のほか、舛添要一参院政審会長を取り込むために起用する可能性もある」(前出・キャップ)

 舛添氏のような安倍批判組の処遇で、「ニュー安倍」の度量が分かると語るのは、前出の政治部デスク。

「『お友達内閣』で分かったことは、同じ方向を向いている集団は、建物と一緒でもろいということ。


例えば、石破茂元防衛庁長官を防衛相にすれば安倍総理の覚悟が伝わってくる。


また、総理が距離を置いている福田康夫元官房長官を外務大臣にするなどして、『安倍は変わった』という印象を国民に与えるべき」

 財務相には、癌による入院で健康に不安が残るものの、党内の誰もが政策通と認める与謝野馨元経済財政・金融相の名が上がる。

 民主党による年金問題追及の矢面に立つ厚労相はますます重要だ。

「『産む機械発言』以前に、そもそも厚労相などやりたくなかった柳沢伯夫氏は、もちろんお役ご免。


社会保障制度に精通する厚生大臣経験者の丹羽雄哉総務会長が有力視される」(前出・キャップ)

“呪われたポスト”農水相で名前があがるのは、この人。

「中川昭一政調会長なんですよねえ。


WTO(世界貿易機関)農業交渉の経緯を知る数少ない人物ではありますがね」(同前)

 惨敗後早々に「派閥の推薦は受けない」といっている安倍総理だが、果たしてその信念は貫けるのか?

「安倍総理は赤城徳彦農水相を更迭した際、自民党総務会の意見を、就任以来初めて聞き入れた。


もはや独断専行は無理。


脱派閥を明言してはいるが、老・壮・青のバランスや批判勢力の取り込みに考慮せざるを得ないだろう」(閣僚経験者)

 そこに一筋の光を見出しているのが、第二派閥の津島派。久間章生前防衛相の辞任でついに閣僚がゼロになっている。

「一応処遇しないと挙党一致にならない。


額賀福志郎元防衛庁長官、船田元・元経企庁長官の両プリンスのどちらかが起用されれば、派内も納得するだろうが、国民には不満が残る」(津島派担当記者)

 派閥に流されれば、「古い自民党に戻った」と批判され、お友達をかばえば、「何も反省していない」と突き上げられる。


針のむしろの安倍総理、心中や如何に?