アヒルと鴨のコインロッカー、とモテるということについて | 複雑思考・シンプル志向

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表題は伊坂幸太郎の作品です。

内容は、他の書評に譲るとして、ここでは、モテる、ということについて、考えてみたいと思います。

男性なら、いや女性でも、ほとんどの人がモデたい!と思っていることでしょう。

本作品にでてくる主人公の一人である河崎は、世界中の女性とセックスするのがある種の義務感となっているようで、それを誰それ構わずあっけらかんと話します。

で、この河崎は容姿端麗、女性にとても優しいので、モテまくるのです。

現実の世界で小説に出てくるような完璧な人物にはほぼお目にかかれないのですが、同じようにモテる人って結構いるんですよね。

その秘密はなんだろうとかんがえたのですが、河崎もモテる僕の知人も、共通するしているのは異性に対してよい意味で隙があるというところ。

つまり、この人私のこと好きなんじゃないか?と思わせるような。態度や行動をさらっとできる人なんですね。

モテたい!と思ったら、いかに上手く隙を作れるかを考えてみたらいいのかなとおもおました。

それにしても、伊坂幸太郎は、言葉の使い方が上手いですね。例えば、屁理屈が上手いとか、言わずに、下記のように
以下、引用。
[屁理屈を盾にして突き進んでくる兵隊。
その盾が強固なものだから、僕は簡単に弾き飛ばされる。]

これも、言い訳する気持ちを例えたもの。以下、引用。
[被告に有利な証言が飛び出して、そうはさせじと必死に反論をはじめる検事の気持ちが、完璧に理解できた]