CHASE療法(体験まとめ) | みうの 「悪性リンパ腫闘病記」 と 「どうでもいい日記」

みうの 「悪性リンパ腫闘病記」 と 「どうでもいい日記」

2009年9月に悪性リンパ腫ホジキンリンパ腫と診断され、一旦は寛解しましたが、2010年7月に再発してしまった人間の闘病記です。悪性リンパ腫とは「血液性の癌」のことです。同様の闘病をされている方のご参考になれば幸いです。

CHASE療法の自分の体験についてまとめます。

ちなみに治療当初病院から説明があった内容は
「過去ブログ」を御覧ください。

■概要
悪性リンパ腫ホジキンリンパ腫の再発の際には
過去の抗がん剤はもう効き目がありません。
そこで過去のものとは異なる(より強力な)
抗がん剤を用いて治療を行います。
それをサルベージ療法といいます。

CHASEはそのサルベージ療法の中の一つです。
どうやら日本で考案された治療法みたいです。

■治療期間
投与期間は4日間。4日間の投与時間を合わせると15時
間半(!!)長かったです。。

自分はこの治療を4クール(これは1回の投与で1クール)
行いました。

1クールの入院期間は約3~4週間でした。

■副作用
頭痛
 初日に投与するエンドキサン。これのおかげで翌日は
 結構な頭痛がしました。

発熱
 こちらもエンドキサンの影響でした。微熱レベルで
 したが。

怠さ
 投与が終わって4日間くらいは怠さが残ります。

トイレが近い
(何て言ったらいいかわからないのでこの表現で。。)
 4日間・15時間半も投与するので薬の量も半端ありません。
 ということで投与中はトイレがかなり近かったです。
 2時間ごとに行っていました。

脱毛
 ABVDと比較するとやばいくらい抜けました。
 1クールの投与を終えて1週間後くらいに脱毛が始まり
 全て抜けました。

白血球低下
 ABVDの時には1000以下の数値で低いというイメージ
 でしたが、今回は一番下がるときには100以下になり
 ました。おかげでその間、感染症を防ぐため部屋は
 無菌室でした。
 ちなみにこの白血球低下の際に感染症に一度かかり
 ました。この時には39度・40度の熱が出て死ぬかと
 思いました。(実際医師にはあの時は危なかった
 と後日言われましたが。ぞっとしますね。)

血小板低下・赤血球低下
 白血球だけでなくこちらの数値もかなり下がってきます。
 血小板低下は出血してもなかなか止まらない。
 赤血球低下は貧血のような状態になるといった自覚症状
 が出てきます。

ちなみに吐き気はというとあまりありませんでした。
初日のエンドキサンの翌日までは少々食欲は落ちま
したがそれ以降は普通に食事を取ることができました。

こちらの抗がん剤の対処ですが

初日のエンドキサンの副作用が一番辛い(それ以降は
そこまで自覚的な副作用なし。)なので初日が山だと
心得る!!

白血球低下時が一番危険なのでうがい手洗いの徹底!!


くらいですかね。。

■総括

ながーい投与期間ですし強力な治療なので辛いと
思われるかもしれませんが、自覚症状だけを言って
しまったらABVDのほうが辛かったです。

しかしそれは感染症にならなかったらの話です。

感染症になったら最後、命を落としかねないリスクが
あります。そういった意味では本当に怖い治療です。

ちなみにこちらは全て入院での治療になります。
まあそうですよね。。