４月期の新しい連ドラも、今週で出揃う感じですね。今のところ初回視聴率でトップなのがTBSの「JIN -仁-」（23.7％）。前作からの期待の高さが現れました。
皆さんは見逃していませんか？
２年前の前作放送のときは、初回16.5％から、その後ぐいぐい上げていって最終回でなんと25.3％へと脅威の上昇率を記録、ギャラクシー賞などを受賞したドラマです。
ドラマファンだけでなく、歴史ファンも取り込んだその面白さは、数字で実証済みということです！
しかし。当時見ていても２年もたってしまうと、先日の続編の第１話を見ても「あれ、この子、誰だっけ？」「このお侍さん…前も出てた!?」と、記憶が曖昧になっているひとも多いはず…。
前作からのシリーズ、というよりも、完全に続きとしてのストーリなので、前作からがっつり見直したいところですね!!
大沢たかおさん演じる脳外科医の仁は、婚約者の手術を成功させられず、植物状態にしてしまったトラウマを抱えている。そんななか、ある事件によって、階段から落ちて気絶。気づくとそこは江戸時代。武家の娘（綾瀬はるか）と出会い、その家で医者として働くなか、坂本龍馬や、婚約者そっくりの花魁と出会いながら、医学の歴史と人助けのはざまで葛藤する…。
タイムスリップものというととかく子どもっぽくなりがちですが、「JIN -仁-」は違います。
緻密でリアルで美しい江戸の町のセット。
医者として、常識ある大人として、そして愛するものを傷つけた男としての仁の葛藤をにじませる、大沢たかおさんの演技。
ほかの俳優さんたちも、とにかく皆ハマリ役で、すんなりと仁の目線で江戸時代に入っていくことができます。
そして、なんと言っても歴史ドラマと人間ドラマの共存性！教科書で見た人物がたくさん出てきて、生きた人物としてドラマにからんでくるのが本当に刺激的です！
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