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2012-02-23 16:13:37

【PickUP@シネマ洋画】『グラン・トリノ』

テーマ:【PickUP@シネマ洋画】

もうすぐ米アカデミー賞ですね! そういえば、この作品は公開年のオスカーにノミネートされなかったんですが、個人的にはそれが不思議で仕方がなかったのです。日本の映画賞は総ナメの勢いだったので、日本人の感覚のほうに馴染む作品なのでしょうか。

『グラン・トリノ』です!



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$WATCH!U-NEXT[ユーネクスト]-グラン・トリノ


ウォルト(クリント・イーストウッド)は、愛犬と72年製フォード車グラン・トリノだけを大切に余生を送る老人。妻には先立たれ、頑固で偏屈なため子どもたちともうまく行かず、アジア系が増えた近隣の人々との接触も避け、孤独に暮らしている。ある日、うるさい不良少年たちをライフルで脅し、追い払ったウォルト。その行為が、不良たちに絡まれていた隣人のモン族の少年タオ(ビー・ヴァン)を助ける結果に。それをきっかけにウォルトは、タオとその姉・スー(アーニー・ハー)と徐々に心を通わせていくのだが…。

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クリント・イーストウッドの集大成とまで言われたこの映画。
男の生きかた、そして人生の終わらせかたの美意識を強烈に感じる作品です。

そしてその表テーマだけでなく、ディテールからも多くのサブテーマを読み取ることができる、多面的な物語でもあります。

老いた親と壮年期の子どもたちとのデリケートな関係性。
戦争経験者がいまだに抱える、心の傷。
マイノリティたちの社会的な位置づけ。
現代アメリカの価値観への疑問。
宗教と信仰。
強いだけではない、本来的な“ヒロイズム”の問いかけ。

すべてが絶妙に絡み合い、作用しあって、驚愕と感動のクライマックスへと導かれる感覚。味わい深いです。

素晴らしいのは、だからと言って必ずしもシリアスなだけにはなっていないところ。
頑固で毒舌だった老人が、少数民族の姉弟とのふれあいによって少しずつ変化していく姿は心温まるものがあります。
気弱な少年に“男らしい床屋への入り方”を教えるシーンなどは、あまりに微笑ましくて笑ってしまうほど。

ラストは決して明るいものではないのですが、観終わった後は何か不思議に力が湧いてくるのを感じるような、素晴らしいエンディング。

この潔さ、どこか日本の武士道に通じるような気もします。本当の男のカッコ良さとはこういうこと…その極地を極めて行き着いた美学。

特に男性に、ぜひご覧頂きたい一本です!

字幕・吹替の両方で配信しておりますので、お好みのほうでどうぞ。




なお、クリント・イーストウッド作品は
『硫黄島からの手紙』
『父親たちの星条旗』
『ヒア・アフター』
も配信中です!


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