懐かしの町池袋
池袋なんて、しばしば出かけている積りだった。
友人と待ち合わせて、
本当にしょっちゅう行っていた西武の前の裏道に入った。
コーヒーを飲める店を探していたのだが、
友人の「ウナギご馳走しようか?」
の声に、
ウナギ屋はここにあったよな、
と見てみると、嬉しいことにその店はあった。
しかし隣にあった筈のぎょうざで有名だった店はなく、
まだあるかなと見に行った先には、
よく立ち寄ったコーヒーショップは、
当然のようになかった。
友人も、
毎日のように来ていたのに、
まるで知らない街のようだ、と嘆いていた。
どこでもいいかと入ったショップの、
コーヒーの値段に唖然としたが、
その割にそこそこの人が入っており、
しかも若い人や、女性がいて、
世の中の移り変わりには、
またまた、啞然としたことだった。