満車
いつものように、車をスーパーの駐車場に入れた。
なんと、満車に近かった。
取敢えず、図書館まで歩いて行って、
新聞を読み、3冊借り出した。
雨が降るのではないかと思って、
車で買い物に出たが、
結局雨は降らなかった。
スーパーは満車だった割には、
レジの混み方もそれほどひどくなかった。
生鮮品は、相変わらず高いので、
業務用売り場で、出来合いのものを少し買った。
午後、古い知り合いから電話があった。
長いこと会っていないので、
どういう生活をしているのか分からないが、
途中で、おかしなことを言い出した。
今日は何日だ、何曜日だ?と聞いてきた。
えっ?どうしたの?と尋ねると、
カレンダーが1月になっているのだと言う。
それじゃあ来年のだろう、今年のはないのか?
なんていう話から、
何だか話がこんがらがっていった。
ひょっとして、この人認知症かな?
そう思わせるような言葉を聞いた。
私も次第にこういう風に、時々訳が分らなくなるのだろうか?
同じような年頃の人の実際を見てしまうと、
他の人に迷惑を掛けないでいる積りでも、
人との関わりが崩れていくのだろうかと、
怖い気持ちにさせられた。