無一文で東海道を歩く | yukiの一人歩き

無一文で東海道を歩く

    

茅ヶ崎の一里塚。

 

茅ヶ崎は五十三次には入っていない、

間の宿と呼ばれる。

 

前回、大磯から小田原までを歩いたので、

今回は、茅ヶ崎から大磯までの予定だった。

今年一番の寒い日になるという予報通り、

長袖の上に薄手のブルゾンを着込んで出たが、

温まるまでは、風が冷たく感じた。

 

茅ヶ崎で、まずは一里塚を探そうと思ったのだが、

駅を降りてみて驚いた。

イメージが全然違うのだ。

地方の中核都市の雰囲気だった。

 

まずは少し東へ戻ってスタートすることにして、

相模線にぶつかる辺りまで行って、

東海道を歩き出した。

 

やがて、とあるお寺でお賽銭をと思って、

思わず、顔面蒼白。

昨日出掛けた時のものを全部忘れてきた。

昨日は電車に乗らなかったので、

スイカだけは別に持ってきた。

だから、茅ヶ崎迄来てしまったのだ。

 

それから後は、金は使わなければいいとは思いながらも、

なんでも落ち着かず、

スイカに付いているカード会社を使って、

ATMで下ろせないかとも思ったが、

やはり無理だった。

 

仕方がない、

スイカかエディが使える所で、

昼食は何とかしよう。

   

最後まで歩く気が薄れていく中で、

平塚に入り、

スイカを使える店を探し、

駅に着き、改札の中を覗くと、

駅中の蕎麦屋が見えた。

 

スイカの残額が少ないと、

湯河原で下りられなくなってしまう。

どうせ高いものを食べる気はないが、

安い月見を注文した。

 

無事に湯河原に着いたら、

丁度13時台のバスに乗れる時間ではあったが、

チケットもお金もない。

諦めて、図書館によってから帰宅した。

 

お粗末の一日でした。