綻びを縫う | yukiの一人歩き

綻びを縫う


来週は暖かくなるというので、
おとなしくしていようかと思ったが、
3日目ともなると、やはり表が恋しくなった。
しかし、出てみると、風が頬に冷たい。
それでも、国道まで上ってみた。

陽だまりでは、暖かい。
ゆっくり下ってくると、
上の管理人の奥さんが車で通りかかり、
寄っていくように誘われた。

管理人と1時間ばかり雑談。
動きすぎたら、調子が出ないよと言うと、
管理人も、尿管結石で痛かったと言い、
あまり景気のいい話にはならなかった。

ここまで書いて、終わりにしたら、
今日のテーマが何も書かれていないことに気づいた。
あわてて、書き足し。
夜、シャツの綻びを縫った。
縫うことは簡単なのだが、
時間がかかったのが糸通し。
これには、参った。
永久に通らなかったら、どうしよう。
本気でそう思った。
最近では、
若い人たちは針を持つことなどないのだろう。
綻びても、孔があいても、
ただ捨てればいい。
先日、私がやった、靴下の孔かがりなど、
馬鹿みたい、と言われそうだ。