菊間の瓦 | yukiの一人歩き

菊間の瓦



朝の瀬戸内海は穏やかにくすんでいました。

JR の線路に近い所をつかず離れず作られた道を行くので、極端なアップダウンはない。二ヶ所ほどの急坂も短いので、途中でのびてしまうこともなかった。

菊間に着いて、瓦の会社が軒を連ねているのを見て、ここが瓦の有名な産地であることを思い出した。
遍昭院に立ち寄り、お詣りしてから、境内にいろいろ置いてあるので見に行った。すると、塊のようになっていた女性が、飴を差し出して持って行きなさい、と言った。
私も腰を屈め、目線を合わせて話をした。菊間の瓦の話。広島の瓦職人と争った話。熊本城の瓦にも使われた話。時代が変わり、土がなくなり他所の土を使っているし、瓦の需要が減って競争が激しくなっている。
90過ぎの老女は、ここに来てる方がいい、と言った。元々は由緒ある家の出で、遍照院との関わりもあったらしい。
こんな人達と会話を交わしながら、それでも宿に早く着き過ぎる
ので星の浦海浜公園に寄った。道に出ようとすると工事中で出られない。歩道に戻ると反対側の歩道を使って下さいと書いてあった。しかし、そこには横断歩道もなく、ガードマンもいない。仕方なく、道を半分ずつ渡った。反対側に渡ると、今度はガードマンがいて、歩道に工事用車両が停まっているので、路側帯を歩いてくれと言った。こんなに歩行者に不親切な所はないよ。と言って、そこを離れた。
今治市役所の人がこれを読んで、善処してくれないかな。





Android携帯からの投稿