世相(よ)を反映(うつ)し 平成野分け 迷走す
風呂上りです。
3時間ほどで、すっかり風呂の湯が冷めていて、
入ってくる風を受けると、
寒いほどだった。
聞こえてくる波の音は、時に怖いように叫び、
まだ、台風がその辺りにいることを窺わせた。
表、裏の窓を開けると、風が通り、
涼しいのだが、
テレビでは、この涼しさも今日限りと盛んに言っている。
それはそうだ、まだ7月なのだから。
秋が来るはずもない。
しかし、
上の句、枯沼師のまねをして、
野分けなんて言ってみたら、
秋を感じてしまって、
少し何故かあせった。