庭の木、もう一度
昨日、枝を切る話をしました。
いろいろと感想を貰ったので、
つい、庭木の事を考えてしまいました。
そもそも、私が育った東京の家には、
庭がありました。
元々は、お蕎麦屋さんをしていた家で、
玄関には、左側に松、右側に梅、松の下に、小さな滝が設えてあって、
そこには竹が植えてありました。
但し、戦前の話です。
戦後のご時勢では、
まともに手入れなど出来なかったので、
これらのいい物はなくなってしまって、
庭に、それなりの植木があっただけでした。
この植木を父が晩年いじり倒していましたが、
その後、横浜に移転して、
やはり、それなりの植木があったようです。
先日、久し振りに訪ねてみると、
我が家以上に、惨憺たる有様でした。
そう考えてみると、
わが家系には、庭の植木をいじるような素質を持ったものはいないようです。
私は、仕方なくやっていますが、
これは、単なるカットですから、
木のことを考えてあげる余裕はありません。
生きている枝をばさばさキルのですから、
可哀想に、と思います。
キルことで、もっとよく育つようにと願わざるを得ません。
せめてもの思いです。