上に立つ人の責任

上に立つ人の責任、ということに付いて、ふと考えてしまいました。
ＪＲの尼崎の痛ましい事故、
それ自体はひどいものであるし、
原因、直接的なものも、間接的なものも、何やってんだろう、
と思うことが多いようです。

今日、検察審査会が、元社長三人の起訴を決めました。
被害者感情を斟酌すれば、当然のことですが、
この三人の刑事責任を追求するということは、どういう意味を持っているのでしょう。

その昔、大きな事件がありました。
しかし処罰されたのは、現場の最高責任者だけで、
会社の最高責任者は何のお咎めもなく、
その子が更に会社のトップに収まっているという事例も知っています。
現在では、
国政を預かっている人たちも、
部下の事件に、全く責任をとろうとしていませんし、
きちんとした弁明すらしようとしません。

こういう事例を見ていると、
上に立つ人の責任とは一体なんなのか、考えてしまいます。
結局、人のいい社長さんたちだけが、
いじめられやすいトップだけが詰め腹を切らされたり、
自らの命で償ったりしているように思えてなりません。

ＪＲの今度の裁判では、どういう結論が出るのでしょうか？